あらすじ
累計23万部超のロングセラー!
ブームの火付け役となった、論理思考トレーニングのバイブルを電子化。
本書で解説する、体系立った実践的なスキルは、考えやアイデアを論理的に整理したり構成したりするだけでなく、相手に納得してもらうための強力な武器となります。
このスキルに使用するツールはとてもシンプル。
話の重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE(ミッシー)」と、 話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」という2つのツールだけで、あなたの考えやアイデアを論理的に整理することができます。あとは、整理したことを論理的に構成するスキルを身につければ、あなたのビジネス・コミュニケーション能力は飛躍的にアップします。
ものごとを論理的に考えることが苦手だ、自分の言いたいこと、自分が重要だと考えていることが相手にちっとも伝わらないと悩んでいるなら、ぜひ本書を読んでください。本書で解説するツールとスキルは、トレーニング次第で誰にでも身につけられます。解説+例題を読んでから、果敢に問題に挑戦してください。最初は難しく感じるかもしれませんが、問題をどんどん解いていくうちに、あなたの論理的思考力と論理的表現力がぐっとアップして、相手に「なるほど、わかった!」と、いつでも思わせることができるようになるでしょう。
※本書は、2001年5月に東洋経済新報社より刊行された『ロジカル・シンキング』を電子書籍化したものです。
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Posted by ブクログ
筆者らはロジカル・コミュニケーションを「論理的なメッセージを伝えることによって、相手を説得して、自分の思うような反応を相手から引き出す」ことと定義している。本書では、これは訓練により誰でも身につけられるものとして、「論理的に思考を整理する技術」と、「論理的に構成する技術」をそれぞれ2つずつ紹介している。本書の最初に示されていた、「課題(テーマ)と相手に期待する反応を確かめよう」というところが最も重要な点だと感じている。本書の内容は現在では新入社員研修などで教えられるような内容になっているかもしれないが、社会人の基本姿勢として意識せずともできるようになるべき基本がまとめられているものとして、価値が高いと思う。
以下個人的に重要だと思う記述。
・状況に応じて、などの曖昧な付帯条件をやめる
・具体性のない指示に意味はなく、修飾語で具体性はつかない
・話の飛びによって相手に余計な脳内作業をさせないようにする
・話が細部に入る前に全体像を示す
・提示していない情報に基づいた結論を導かない
・論理とは、結論と根拠・方法が、結論を頂点に、縦方向にはSW/WS、横方向にはMECEに関係付けられたものである
・思考プロセスや作業の経過を共有する必要はない
Posted by ブクログ
課題(テーマ)
相手に期待する反応(理解/意見や助言判断などをフィードバック/行動 してもらう)
答えの要素(結論/根拠/方法)
MECE(ミッシー)(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
ある事柄を重なりなく、しかも漏れのない部分の集合体として捉えること
縦の法則
↑So What?
↓Why So?
横の法則
論理はコンパクトに
並列型
解説型
事実→判断基準→判断内容
Posted by ブクログ
メモ
論理の基本構造
・結論=テーマの答え
・縦にso what?/why so?の関係
・横にMECE
論理パターン
・並列型
・解説型
事実→判断基準→判断内容
Posted by ブクログ
言いたいことは、課題はなにか、答えはなにか、相手に期待する行動、の3点を抑えて伝える。
課題は、理想の状態と現状のギャップ。
答えは自分の提案する解決策。
期待する行動、がなければただの独白。フィードバックをもらう、理解してもらう、行動してもらう、など。
MECE=もれなくダブりなく。
要素で分解するか、フレームワークを使うか。3C、3C、4Pなど。
グルーピングすることで、切り口は作り出せる。
自動販売機をMECEで分類する。
メーカー別、置き場所別、価格帯、目的別、容量、温度別、成分別、
お弁当をMECEで分類する。
世の中の仕事を分類する。
顧客の声を分類する。
案内係が元気がよく、気持ちが良い。
置いてある雑誌が古い。
窓口の女性の説明が的確。
ローカウンターが少なく、相談に行くと待たされる。
店のソファーが汚い。
キャラクターが可愛い。
商品に独自性がない。
ATMの機種が古い。
電話の取次に長く待たされる。
ATMの待ち時間が短く、すぐに順番が回ってくる。
駐車場が広くて便利。
キャラクターを使った粗品が少ない。
口座を作っても、何も提案されたことがない。
二言目には本部に聞かないとわからない、という。
渡される書類に抜けがあり、一度で用が済まない。
お褒めとお叱り、満足点と不満点、でわける。
不満点をハードとソフトにわける。
ハードとソフトにわける。ハードは、施設設備と備品にわける、ソフトは、人の対応と商品にわける
営業店で対応できるか全社的なものか、
対応する期間でわける、コストでわける、
など。
Posted by ブクログ
・人に何か伝える時には、まず初めに課題と相手に期待する反応を確認する。
・課題、答え、相手に期待する反応
・相手の話や文章と関わるとき
①どんな目的で私のところにやってきたか?
②私は何をすることを求められているのか?
・説得力のない話の共通点
①話の明らかな重複、漏れ、ずれ
②話の飛び
・So What?/So Why?する習慣をつける
・わたしの思考や検討プロセスを、相手にもなぞらえていないか?
・MECEの切り口の見つけ方
①課題に必ずヒントがあるので、よく確認する。
②法人・個人顧客に分ける、取引期間の長さで分ける、金額で分ける。