あらすじ
著者は建築家としていままで何百軒という家を建ててきたが、せっかく念願のわが家ができたにもかかわらず、夫婦が離婚してしまったり、子どもが非行に走ってしまったりする家庭をいくつも見てきた。そこで行き着いた結論は、「建築家としての使命は、家族みんなが幸せになれる家をつくることである」。では、それはどういう家か。考えに考えて生まれたのが、「家の中に心を設けること」だった。具体的には、家族みんなが楽しめる「アウトドアポケット」、子どもたちの成長を振り返る「思い出ポケット」、宇宙に想いを馳せる「天の夢ポケット」という3つの空間がある家をつくったのである。しかも、それぞれの空間は天上高1.5メートル以内のため、固定資産税がかからない。つまり、建坪は40坪なのに60坪の広さがある家が実現したのだ。本書は、日本で初めての「5層の家」を開発した建築家が語る、夢と感動と喜びにあふれた家づくりの本である。
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Posted by ブクログ
家とは何か?
単に人が住むためのツールと捉えるかもしれないけど
そこに住むのは無機質ではなく、有機的な存在の人間
人それぞれで、好み、使い勝手、思いはそれぞれ
日本の国土の狭さの上、住居として使える土地の少なさ
そのため、家を持つためのコストが上がり、妥協した家を選んでしまう現状
子供の成長に連れて、家の使い勝手の不便さを感じ、増改築/新規購入
そのため、余計にコストがかかる
家を建てるのは、人生で一番の買い物になるのだろう
それだからこそ予算ではなく、使い勝手、どういう思い出を積み込みたいか
そこに着目して、家を建てたい
マンションの一室ではなく、一軒家を選択肢に入れる
仮に市内で用意できなければ、市街で考えれば良い
都市万能主義ではない、僕の思考の中で、
どういう家を、誰と一緒に住みたいか?
自分の知らない方法で、合法的に税金が酸くなる出来る方法や
土地の面積上に使い勝手の良い家の建て方
それを学べる一冊になる