【感想・ネタバレ】激動のビジネストレンドを俯瞰する 「働き方改革」の人類史のレビュー

あらすじ

・なぜ、日本型組織は「時代遅れ」になったのか?
・なぜ、ビジネスパーソンに「自己啓発」が求められるのか?
・「イノベーション」は労苦を軽減するのか?

古今東西の歴史知識を収集する著者が、
いちビジネスパーソン(労働者)の視点で
働き方の歴史を読み解きます。

【目次】
第1章 働き方の世界史:労働者たちの歩み
勤勉な労働者の誕生
搾取と戦う労働者
「労働者のための国家」の失敗
市場価値を求められる労働者
第2章 労働時間:「1日8時間労働」はどう普及したか
日本の労働時間はなぜ長い?
「労働時間」の概念が生まれるまで
長時間労働という搾取
労働時間の短縮を目指して
第3章 生産性:イノベーションは労苦を軽減するのか
人間が働かなくていい時代はやってくるのか
農業革命がもたらしたもの
産業革命がもたらしたもの
情報革命への期待と絶望
「働き方革命」は私たちの生活を良くしたのか
第4章 やりがい:人類はどう働かされてきたのか
「働きたくない!」という思い
人を働かせる方法
労働から幸福を得ることはできるのか

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

労働時間がきっちり管理されるようになったのは、産業革命後。昔は、鐘の音でざっくりと時間を把握する程度。
農業革命、情報革命は生産性を上げたが、富の分配もあり、労働者の労働時間はあまり減っていない。
仕事のモチベーションは、経営者目線で生産性を上げるために、ということで研究された。それがマネジメント手法にも繋がる。

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2024年08月22日

Posted by ブクログ

労働に対する価値観、労働時間、生産性などの歴史
有名な歴史系SNS(歴ログ)の運営者が著者
レベルとしては一般社会人向けかな、内容は難しくも簡単でもないと思う

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2024年07月13日

Posted by ブクログ

「働き方改革」そのものがよくわからない。働きたい人が働いて、働けない人・今まで十分に働いてきた人は働かなくてよい社会を目指すのが方向性だと思う。年金等の財政が持たないので、年をとっても働いてもらわなければなりません。生産性が低すぎます。日本人の働きはそんなに劣化しているのか。今までの経験や仕事のやり方は古くて役に立たなくなったので、リスキリングしましょう。ジョブ型雇用へ転換が進みつつあるので、何らかのコンピテンスを身に着けて、条件の良いところにどんどん転職しましょう。AIの導入などのイノベーションが進んでいくと、特に事務系を中心に仕事はどんどん減っていく。そこそこ働いて豊かに過ごせる社会の実現を望むことは間違っているのだろうか。本書を読みながら考えたことです。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

参考文献の量が膨大。そのエッセンスをわかりやすく述べている。この本はサラッと読めるし、読んで損はない一冊。今どきの一冊

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2022年12月17日

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