あらすじ
愛妻を亡くし、ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりのわたしに届いた、不思議な猫についてのメール。なぜか人の言葉をしゃべるその猫は、死ぬたびに生き返る数奇な半生を送ってきたらしい。おまけに猫の飼い主は行方不明になっていて――。本を愛し、へらず口をたたき、永遠の命を生きる猫。その周囲で起こる不可解な事件。メールに綴られた出来事は現実か、創作か。わたしは好奇心をくすぐられて調査に乗り出すが、その先には意外な展開が待ち受けていた。元・図書館司書と謎に包まれた猫が織りなす、ブラックで奇妙で、なのに心躍る物語。/解説=金原瑞人
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Posted by ブクログ
可愛い雰囲気の猫の表紙に惹かれて読んだけれど、ホラー寄りのミステリでした。あんまり司書は関係なかったけれど、すごい猫が出て来てなかなか面白かった。
Posted by ブクログ
物語がどこに向かっているのか、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、中盤まではかなりワクワク。
中盤以降は、そんな恐ろしい事が!なんてことだ!えぇ〜そうなの!!と、怖さと驚きの連続。
出てくる人間は、全員が愚かでみっともなくて人間らしくて魅力的だけど、友達にはなりたくないタイプで、動物はみんな勇敢で賢い(笑)
推理小説と映画とコメディが好きなら、おもしろいと思う。
人生は思い通りにならないクソの連続で、自分も周りもしょーもなくて大した人間じゃない、それでも一歩前に進んでみようじゃないかっていう気分になる。
続編も翻訳されますように!
※猫好きですが、猫の描写にかなりウケた。
生真面目な猫好きさんからは反感をかうような内容があり、注意が必要。