あらすじ
概念が独り歩きしておりエビデンスからの逸脱も散見されるHSP。その現状の問題点を整理し理解を深めるための1冊。
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Posted by ブクログ
HSPと言う言葉をやたらとSNSなどでも見かけるようになった。
それより数年前、うつ病を再発して通院していた私は、主治医との何気ない会話の中で、HSPなのかもしれない、と言われた。初めて聞く言葉だったし、どのような表現を医師が使ったのかは覚えてない。ただ、それは性格ではなくて、本人の努力で変わるものではない、だから周りの言葉に振り回されなくていい、と言うようなことをおっしゃったと記憶している。
それから数年がたって、やたらと見かけるようになったこの言葉は、すっかり性格診断のような使われ方や、はたまた発達障害とからめた使われ方をするようになった。場合によっては、それが一部の自称カウンセラーのような人たちから、金儲けの種にされるようになった。一部の、HSPを自称する人たちから、都合の良い免罪符のように使われるようになった。
違和感!
そんな時、信頼できる医師が音声配信で、この本は巷にあふれている根拠不明なHSP本とは一線を画す、根拠に基づいた本だ、と伺った。
HSPを性格診断や病名のように使いたいのではなく、なるべく正しく理解したい人は一読の価値あり、と思う。
Posted by ブクログ
巷に溢れるHSP診断や自称HSPの人で怪しさを感じる事が多々ある理由が分かった。HSP診断は雑に作られがちだし、情報商材・霊感商法の狩場になってるそうだ。おっかないね。
Posted by ブクログ
一言結論:
学術的な裏付けが豊富なので、HSPを正確に理解したいならこの本。本として面白いかと言われると人によるかも。
感想:
日本で流行りになっているHSPというふわっとした概念を、たくさんの研究結果と論文に基づき正確に定義してくれる本でした。よくある誤解を繰り返し訂正している点からも、著者が本当に研究者としてHSPと向き合っている熱意を感じます。
著者の思いは素晴らしいし、説明は論理的かつ根拠があるのでHSPについて知見は深まりました。個人的には好きなアプローチです。同時に思うのは、HSPブームに引き寄せられる生きづらさを感じている人はこういう本は読まないだろうなということです。彼らが求めているのは肯定であり正論ではないからです。しかも著者も言っているように専門分野の人以外は話自体がちょっと難しいです。
正確な研究とそれをどう実社会に落とすかは別の分野ですから、こういう熱意を持った研究者を通してHSPの人たちの生きづらさの救済となれる仕組みが確立されることを願うばかりです。