【感想・ネタバレ】バンドマン物語のレビュー

あらすじ

キャバレーやナイトクラブにはバンドが入り、ダンスフロアがあり、夜の社交場として華やかな時代があった。キャバレーやナイトクラブを舞台に活躍していた一人のバンドマン洋三と彼を取り巻く女たちを通して垣間見る昭和の夜の世界を綴った男と女の本音の物語。

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懐かしい昭和の裏世界

キャバレーが華やかな時代に世間の裏側を生きていたバンドマンの世界を描いた作品。作者の自伝にしては出来すぎとも思えるが、それなりにリアリティを感じさせる。

第二話の乳飲み子を負ぶった女は実話だろうか?こんな女もいるものだと感心させられた。全くの虚構だとしたら大したものである。

第三話「初見」と第四話「ストリッパー」は暖かみを感じさせる作品である。第五話「恋時雨」も実話っぽい。昭和を代表する大歌手も登場するが、その辺もリアルっぽい。名前は変えてあるが想像が付く。

同時代を生きた者には懐かしさをくれた作品だった。

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2012年07月18日

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