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Posted by ブクログ
少しづつ評判が立つようになった辰吉。
御家人に奉公している時に身についた刀の目利き。
知人の刀商から時折助っ人を頼まれていた。
ある時、見た目には素晴らしい出来の刀の目利きを頼まれる。銘にある菊八という名前には記憶がないものの、その光には魅力があった。
十両で仕入れたというが、店の主人は何か嫌なものが気になるから売らないことにするという。
その会話を店の前で聞いた浪人。
そして辰五郎といえば見受けをした女が尼寺に行ったはずなのに街中で男と歩いていたと、捜索を頼まれる。
その話がじつは。
親や親方仲間に捜索が頭でっかちになっていて危ういと指摘され、頭に来ていた辰吉。
小鈴にまで、もう少し冷静に人の話を聞かねばと、諭される。
若者にありがちなツッパしてしまう時期をどんなふうに成長に結びつけるのか?