【感想・ネタバレ】親子の絆にあらがって 親子十手捕物帳のレビュー

あらすじ

辰五郎の観劇仲間の喬太郎が、遊女・玉里を身請けした。だが亡くした想い人を忘れられぬと玉里は尼寺へ去る。優しい喬太郎は出家を認めたものの、玉里と瓜二つの女を芝浜松町で見かけたため、その正体を調べてくれるよう辰五郎に相談を持ちかける。一方、息子の辰吉は、世話になっていた刀剣商「薩摩屋」から名刀ながらどこか不気味だという刀の鑑定に意見を求められる。銘の「菊八」という刀匠を知らないかと尋ねられるも、辰吉にも覚えがない。しかしその刀を熱心に求める怪しげな浪人・山下左衛門が現れたことで、新たな事件へと巻き込まれてしまう。大人気親子捕物帳の第五弾登場!

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Posted by ブクログ

少しづつ評判が立つようになった辰吉。
御家人に奉公している時に身についた刀の目利き。
知人の刀商から時折助っ人を頼まれていた。
ある時、見た目には素晴らしい出来の刀の目利きを頼まれる。銘にある菊八という名前には記憶がないものの、その光には魅力があった。
十両で仕入れたというが、店の主人は何か嫌なものが気になるから売らないことにするという。
その会話を店の前で聞いた浪人。

そして辰五郎といえば見受けをした女が尼寺に行ったはずなのに街中で男と歩いていたと、捜索を頼まれる。

その話がじつは。

親や親方仲間に捜索が頭でっかちになっていて危ういと指摘され、頭に来ていた辰吉。
小鈴にまで、もう少し冷静に人の話を聞かねばと、諭される。

若者にありがちなツッパしてしまう時期をどんなふうに成長に結びつけるのか?

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2022年08月20日

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