あらすじ
私は、「私」で良かった――。貴田ユマ23歳、職業・漫画家アシスタント。脳性まひで車イス生活を送る彼女は、母と二人で暮らしている。母の元を飛び出し、俊哉の家に居候するユマ。「前に進みたい」という想いから、生き別れた父に会う決心を固め、俊哉と共に、父から届いた絵葉書の住所を訪ねる。そこで告げられたのは、彼女が知らない家族の真実だった……。脳性まひと共に生きるユマのひと夏の冒険、完結!!
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ユマさんの人生を生きるように
舞さんや俊哉さんの過去にも色々と思うところがある作品でした。母の許を訪れ、しっかり育てたのは、と諭すのも良いですし。 せっかく尋ねた先にいたのは叔父で、実父は5年前に死去していました。ただ実は双子で、いま姉はタイで学校の教師をしているという情報も入り、ユマさんは俊哉さんと飛行機と鉄道を乗り継いで現地入りします。 俊哉さんとの会話が良いです。 脳性麻痺の妹に会いに行くのが怖くて、と謝罪していた姉との関係も良くなりそうでじたし、描いた作品も次につながりそうな結末でした。Netflixで映画も配信中のようですので、見ようと思います。
たぶん登場人物と同様、完璧ではないにしても、前をむけそうな気になれる良作でした。