あらすじ
ループし続けること七回目の人生を生きるエステルは、いつの人生でも起こってしまう一家断罪の阻止を願い孤軍奮闘していた。第四王子テオドールの『閨の相手』が選ばれる夜会。そこで愛しい妹の名が呼ばれた時、その断罪は始まる…はずが、会場に響いた名は妹ではなく『エステル』だった!――恐れていた断罪イベントもなく、テオドールのパートナーとなってしまったエステルは、閨の儀式後も甘々に愛される日々を送ることに。どの人生でもただ一人、一家の断罪に心を砕いてくれたテオドール。彼の惜しみない愛を受けたエステルは、彼への想いが淡い憧れから深みを帯びてゆくのを自覚するが…?――それでも俺は君を求めることをやめられない
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王子の執念だったのか!
作家さん買いです。
ループものはよくありますが、これは主人公2人ともループしてるという点が新しく、とってもおもしろく読めました。
今生でエステルが選ばれた時にテオは雄叫びをあげたかったんだろうなぁ、と終盤の種明かしで想像できてちょっと笑っちゃいました。とってもかわいいヒーローでした。
私は基本的に重いヒーローが好きなので、テオの激重感はたまらん感じでした。この人達の子孫がまた執念深くループするというお話があっても楽しそう。
とにかくエステルがとってもいい子で、ものすごく好感が持てました。
読み終わるとニヨニヨしちゃうお話です。