【感想・ネタバレ】神州纐纈城のレビュー

あらすじ

武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折に老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布! 古く中国で人血で染めたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

民間の信仰宗教
神聖な病気
日本風 の環境設定で、エログロを取り混ぜ、異様な雰囲気をだしている
時代背景をかえりみると、誤った認識があるようだ
ミカンである

現代にも通じるところ
アンタッチャブル!
神の領域をおかすもの暗示している

0
2015年09月12日

Posted by ブクログ

すごく面白い作品ですが、
この作品は非常に残念なことに
未完作品なのです。
何と言う残念なこと。

しかしながら本当に
一度読んだらその不思議なテイストに
引き込まれてしまう面白さ。
際立っている人物。
そして残忍そのものの城。

その先どうなっていたんだろうなぁ!!
読めないのが残念!!

0
2012年05月24日

Posted by ブクログ

この作者、変わり者です。いづれも面白いんです。いやあ、こんなイヤ〜な本ないですよ。伝奇小説というんでしょうか。ついうっかり、久しく読んでないと思って、骨砕いて入院していたときに読み直してしまった。これほど病院に似合わない本はない。血に染まった小説ですもん。でもおもしろい。破たんしてます。その破たんが妙にいとしい。ちなみにかものはしの母の母方の名字がこの「纐纈」って字だったりする。ので、どうしても気になる。

0
2009年10月04日

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