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武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折に老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布! 古く中国で人血で染めたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。
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Posted by ブクログ
民間の信仰宗教 神聖な病気 日本風 の環境設定で、エログロを取り混ぜ、異様な雰囲気をだしている 時代背景をかえりみると、誤った認識があるようだ ミカンである 現代にも通じるところ アンタッチャブル! 神の領域をおかすもの暗示している
すごく面白い作品ですが、 この作品は非常に残念なことに 未完作品なのです。 何と言う残念なこと。 しかしながら本当に 一度読んだらその不思議なテイストに 引き込まれてしまう面白さ。 際立っている人物。 そして残忍そのものの城。 その先どうなっていたんだろうなぁ!! 読めないのが残念!!
この作者、変わり者です。いづれも面白いんです。いやあ、こんなイヤ〜な本ないですよ。伝奇小説というんでしょうか。ついうっかり、久しく読んでないと思って、骨砕いて入院していたときに読み直してしまった。これほど病院に似合わない本はない。血に染まった小説ですもん。でもおもしろい。破たんしてます。その破たんが...続きを読む妙にいとしい。ちなみにかものはしの母の母方の名字がこの「纐纈」って字だったりする。ので、どうしても気になる。
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