あらすじ
日本の製造業には、設計マネジメントが有効に機能してない企業が少なくありません。設計部門は職人気質なところがあり、誰かから教えられたり指摘されたりするのを嫌う人が多いという現実があります。そのため、管理者がマネジメントするのは非常に難しく、実質的に現場の設計者に任せてしまっているケースが多いというのが現実です。これでは設計の出来が担当した設計者に依存し、必ずしも良い設計とは言えません。本書は、トヨタ自動車の設計者出身のコンサルタントが、トヨタ自動車の設計マネジメントを担う管理者に求められるマネジメントの方法を体系的に、かつ分かりやすく解説します。品質とコスト、納期(QCD)の全てを高い水準で成立させるトヨタ自動車の開発設計の「本質」を学び取ることができる良書です。製造業の開発設計部門の管理者および設計者にとって必読の1冊です。
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Posted by ブクログ
設計部門の仕事の流れ
顧客の要求から、
必要な機能を特定していく
QFD quality function development
流用元の過去資料を探す
今回の設計方針をまとめる
どんなコンセプトでどんな技術を使うか、など。
設計書
流用元の設計からの変化点や変更点を加えることによるリスクを洗いだし、
対策を検討しておく
DRBFM
概要設計、詳細設計を行う
CAE
シミュレーションにより求められる要求を満たすか、検証する
実機検証
シミュレーションできない項目について実機で検証する
検証の結果、問題があることにつき、
原因分析を行い、改善する
最後にDR
最初的に図面とBOMをアウトプットする