あらすじ
嫌われ者の第三王子テオドールは、謹慎中に前世の記憶を思い出す。転生前の性格と混ざった結果、このままでは破滅が待っていると理解した彼は、ダイエットに勉強、諸方面への謝罪へと動くことに。そんな中、謝罪先のひとつであり、 テオドールが謹慎中のため事実上の解任状態であった専属護衛騎士フレデリクから、また騎士として仕えさせてほしいと願われる。散々冷たく接したフレデリクへの罪悪感はあるものの、彼以上の適任はおらず、受け入れることに。様々な陰謀が渦巻く中、フレデリクに守られて評判回復のため奔走するテオドールは、彼が自分を見捨てなかった理由を知り、仄かな恋心を抱き始めて…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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前世の記憶が甦った後のテオはとても素直で可愛いです。我儘放題だった頃から専属騎士として仕えていたフレデリックがなぜ見限らずにそばにいてくれるのか説明を聞いてもよくわかりませんでしたが、あっさりと読めて楽しめました。黒幕には衝撃的でしたが。
まるでサスペンス！
BLよりも推理小説みたい。誰が黒幕なの？どんな罠があるの？最後のどんでん返しは？？ハラハラです。前世の記憶から人生やり直すテオ。まずは痩せるところからってダイエットかぁ？！なかなか努力の子で応援したくなるテオさん。まるで別人！という変貌を外見も内面もやっちまうのスゴイわ。エロは薄いけど、読み応えはありました。
良かったネ
唐突に前世を思い出したところから始まって、身近な人達には割とあっさり反省を受け入れられて、恋もトントン拍子…というところが物足りない方もおられるでしょうが、主人公が陥れられそうになったら陰謀が（心情的に）少し複雑なので、私としてはこのトントン拍子がむしろ心地よいデス。
