あらすじ
癒やしの力を持ち、この大陸でただひとりの聖女と言われたリリエンティーナは、彼女を目の敵にする国王の愛妾・グエンダの謀略によって、聖なる力を魔力に変えられてしまう。国王主催の舞踏会で勧められたワインを口にしたとたん、輝く蜂蜜のようだと謳われた美しい金色の髪はみるみる色褪せ光のない灰色に変わり、その場に居合わせた人々から魔女だと糾弾されたのだ。森の奥深い屋敷に幽閉されたリリエンティーナだったが……案外、自由気ままなひとり暮らしが性に合っているようで、森で出会った愛猫ルール—ルーとともに、ぐーたら生活を楽しんでいた。三年後。幼なじみ同然の王太子・アルセイからリリエンティーナのもとに手紙が届く。国王が崩御したこと、アルセイが新国王に即位したこと、リリエンティーナの名誉回復をしたいことなどが綴られていた。しかもその条件として王族との婚姻が示され、結婚相手の候補を送るとも。名誉を回復する気も、幽閉生活をやめる気もさらさらないリリエンティーナは、あくまでもお試しなんだし、と断る気まんまん。そしてやって来たのはレニアスと名乗る口数の少ない元騎士だった——
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聖女と魔女
聖女の力と魔力(魔女の力)の違いがよくわからんが毒入りワイン1つで変わってしまうのはもうお気の毒としか言えず。ただ、幽閉されたのが牢獄でなかったのが幸いか
彼との仲がどう変わっていくのか楽しみだ。
原因のワインは誰の仕業?
癒やしの聖女が「魔女」と糾弾される原因となったのは、毒入りワインを飲んで髪色が変化したから。
外見の変化はわかりやすいけど、魔術が使える魔女なのかは未確認のままだよね。
誰が何の目的でワインを仕込んだのか、謎が解けるのが楽しみです。