あらすじ
母の身分が娼婦だったため、王族なのに虐げられて生きてきたエレンディラ。敵国アグドニグルに攻め入れられ、皇帝に「有益か、無益か」問われた彼女は咄嗟に「陛下、プリンを召し上がりませんか!?」と提案。前世日本人の知識を生かし、千夜、毎夜新しいメニューを献上することを条件に、王族として自国の民を救う選択をするが……
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敵国に挑む幼姫のポジティブ良き
転生したらブラック過ぎる家庭環境の中で、なんとか生き抜いてた幼姫の主人公。
敵国の皇子が同情するほどって余程よ!?って世界観がベースの異世界物です。
この背景を元に異世界で生き残る為に敵国の王に美味しい物を千夜千食を献上する話なんですが、異世界・幼姫・敵国を加味すると、料理シーンは凝りすぎても不自然な感じがするので、私的には満足かな。
材料も用意して貰わなきゃ行けない(無駄に出来ないし)大人仕様のキッチンで幼姫が料理するシーンは想像するだけで、可愛いだろうなと思ってしまう。
不測の事態でも、あくまで自分の立場を理解して我慢するシーンは、理解は出来ても切なかった…。
でも暗くはなり過ぎず、周りが唖然とするほどポジティブに物事を捉える幼姫(中身は成人女性でも)は、読んでて応援したくなります。
描写が容赦無いので、先がどんな展開になるのか気になるけどハラハラもしちゃう、
あくまで料理系よりファンタジー物としてお勧めします。