【感想・ネタバレ】経済倫理=あなたは、なに主義?のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年10月30日

あるべき社会に関する様々な思想を、様々な評価軸を使って分析していく。細かな分析はともかく、自分で考えていく上で参考になる評価軸がいくつもあり、そうしたカタログ的な使い方のできるユニークな本だと思った。

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Posted by ブクログ 2010年05月29日

現在支配的な思想をカテゴライズして解説、アンケートなどもあるのでそれを通して自分が何に分類されるかテストすることもできる経済倫理の入門書。
下部構造によって規定される自身の思想を相対化するマルクスのイデオロギー批判の考えを人類共存に必要なものとして紹介している。
またおれのオリジナルと思っていたハイ...続きを読むエクとマルクスの思想を融合するとゆう試みがすでに行われて自生化主義なるものがあるってことでそれはちょっと悔しかった。
最後にシュバルツとイングルハートの研究成果。おもしろいのは文化価値に関する人々の評価を国ごとに平均化してマッピングしたこと。国や文化ごとでクラスターができること、そしてポスト産業化社会では下部構造では価値観が説明できないこと。

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Posted by ブクログ 2010年04月06日

政治には非常に興味があるけど、ネオリベとかよく分からないし、自分が右か左かもよく分からない、そんな人にオススメの書。
いくつかの政治・経済的な問題(論点)を取り上げ、それについての立場によって、自らの立場が決定される。
だが、もちろんそれが絶対的に正しい訳ではない。
一貫して同じ立場に立ち続けること...続きを読むなんて非常に困難なことなのだから。

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Posted by ブクログ 2021年03月12日

シャロム・シュヴァルツのポートレート的価値のアンケート(PVQ)によると、世界各国の人々が価値を同じように順位づけている。13か国の平均的な人々は、慈愛心、自己統御と普遍主義、安全、一致適合、達成、快楽派、刺激、伝統、権力という順位づけになる。

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Posted by ブクログ 2016年06月29日

経済倫理に関する具体的な政策や価値観についての質問に答えていくことで、自分のイデオロギー的な傾向を明確にし、自分自身の立場に一貫した説明を与えるための手助けとなってくれる本です。

質問に対してどちらがいいと明確に答えられない場合は、たとえばリベラリズムならリベラリズムの立場をめざすつもりで回答を試...続きを読むみるという仕方で、「リベラリズムの練習問題」として利用することもできるかもしれません。

それぞれの立場がそれぞれの問題に対して、どのような根拠に基づいて答えを提出しているのか、といったことについては、それほど詳しい解説はないのですが、おもしろい読み方ができる本だと思います。

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Posted by ブクログ 2011年05月05日

アンケートに答えていくことによって自分の経済倫理の立場がわかる。そもそも経済倫理にはどのような立場(分類分け)があるのか?という観点からも読みやすい。

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Posted by ブクログ 2010年07月12日

質問に答えることで、自分の思想を明らかにして、それから議論を進めようという大学講義のような本。
自分の思想〜一般的思想の理解〜倫理的な考察〜さらに心理的思想の分類という構成です。
討論のような部分は無く、倫理的事例は沢山取り上げている割に掘り下げが浅い印象です。
面白かったのは後半のシュヴァルツの分...続きを読む類。
対立する心理的思想を使い、「リバタリアニズム」と「平等主義」は近いという結果を導くところ。
二つは経済的自由を巡っては完全に対立するが、心理的には近く、容易に考えを乗り換えられる。
逆に「リバタリアニズム」とは小さな国家で一致する「地域型コミュニタリアン」では
心理的には遠いので全く相入れないという部分にはかなり納得出来た。
アンケートに答えるのは面倒でもあるが面白かった。
ジョルジュ•バタイユがニューディール政策を評して「消尽」の祝祭であると指摘して、経済的意味はマイナスであっても、社会的紐帯を育む意味では価値があった、との見解の紹介には抵抗を感じながらも非常に面白いと思えた。
本書の序盤にも書いてあるが、自分の思想がハッキリしていて、かつ幅広い思想を知っている人は読む必要のない本です。
ですが、大まかでも経済思想を知っておきたいのなら入門書として良いのではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

経済倫理の系統解説と自分の考え方の分析だったが、めんどくさくて、じっくりチェックしなかったので結局自分が何主義化分からず。

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