あらすじ
社会起業家とは、ソーシャル・ベンチャーと呼ばれる新しいタイプの社会事業やNPO、NGOを立ち上げた人のこと。著名な写真家である著者・渡邊奈々さんは、本気で世の中を変えようとしているユニークな社会起業家たちと出会い、インタビューを重ね、1冊の本にまとめ上げました。
本書に登場する人々のアイデアと熱い思いが、インタビューに添えられた美しい肖像写真とともに静かな感動を与えてくれます。日本ではあまり知られていない世界的な非営利団体の活動を紹介する貴重な情報源でもあり、NPOやNGOに興味のあるすべての方におすすめしたい新しい仕事の本です。解説は、金子郁容慶應義塾大学教授。
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Posted by ブクログ
2009年6月15日
いろんな社会問題を、福祉ではなくビジネスで解決していこうというのが、社会企業家=ソーシャルアントレプレナー。
この本には18人の社会起業家が紹介されています。NYのスラムにHIV感染者のホームレス専用のアパートを作った人、国境なき医師団、病院で子ども達を笑わせるピエロ、マラリア防止の殺虫蚊帳(かや)、SRIファンド、途上国の貧困層のための激安補聴器や白内障手術、エイズ患者の施設のアートセラピスト、フェアトレード、敵対民族の子どもを集めた交流キャンプ、フリースクール、などなどなど、、、
すごい感動して読んだんだけど、どの人も、すばらしく学歴高くて、いわゆるエリート。
紹介されている仕事の採用倍率は、10倍とか500倍とか。
少なくとも3ヶ国語が使えること、とか、、、。
やっぱりエリートじゃないと、人の役に立つことはできないのかなーと思うと、残念。
私のようなダメ人間でも、できることを探したい。