【感想・ネタバレ】チェンジメーカー 社会起業家が世の中を変えるのレビュー

あらすじ

社会起業家とは、ソーシャル・ベンチャーと呼ばれる新しいタイプの社会事業やNPO、NGOを立ち上げた人のこと。著名な写真家である著者・渡邊奈々さんは、本気で世の中を変えようとしているユニークな社会起業家たちと出会い、インタビューを重ね、1冊の本にまとめ上げました。

本書に登場する人々のアイデアと熱い思いが、インタビューに添えられた美しい肖像写真とともに静かな感動を与えてくれます。日本ではあまり知られていない世界的な非営利団体の活動を紹介する貴重な情報源でもあり、NPOやNGOに興味のあるすべての方におすすめしたい新しい仕事の本です。解説は、金子郁容慶應義塾大学教授。

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「その子、その子のいいところを見つけて、人格の基盤をつくります。そして、その基盤が固まりそうになったら、周りの人たちとのコミュニケーションする能力を育てていく。そして、それができるようになれば、それぞれの好きなこと、得意なことを見つけて、それを通じて自分以外の人の役に立つことへの実感をもたせるんです。」p193 スマイルファクトリー代表 白井智子

「去り際の印象しだいで子供たちに「また来てほしい」という気持ちが芽生え、何かを楽しみに待つという気持ちが健康の素になる」p181

「神様はどうして僕にこんな幸運を授けたのだろう、きっと何か理由があるに違いない」p146

アクション
日本人の心に平和の種をまく。

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2013年08月18日

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自分の視野、視点をあげてくれる本。一回しかない人生をどこにかけるか、悩める自分を支えてくれる一冊です。

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2012年11月03日

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日常生活の素朴な疑問に対して変化を起こしたい方へおススメ
成功者と呼ばれる人々の物語を読み、心に思議な力が湧いてきた

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2012年06月18日

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たくさんの世界の社会起業家の想いが詰まっています。一人一人のストーリーが素晴らしいし、ポートレートもまた、とてもいいです。

著者である渡邊奈々氏は、社会起業家は日本人に向いているビジネスのあり方なのかもしれない、という想いで書かれ、それを日本人に伝えたいという想いがよく伝わってくる、共感を感じることの多い素晴らしい本だと思います。

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2012年06月07日

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21世紀型ビジネス=ソーシャル・ベンチャー
NPO/NGOを動かす18人の熱いメッセージ!!

本書は、ニューヨークで活動する日本人写真家の渡邊奈々が出会った18人のヒューマンストーリーです。

巻末の解説で、慶応大学教授の金子郁容教授が言っています・「...社会の「おかしなこと」を少しでもよくしようと、自ら動きだし、普通なら「そんなことが仕事になるはずがない」と思われることを、コンパッション(=情熱とひたむきさ)と冷静なプランニングによって、事業として成立させている人たちだ。」

私は、これまで仕事を通じて多くのNPO関係者と接する機会があったが、そのうちの何人かは、コンパッションをもって、社会的な課題解決にあたっている、実に尊敬すべき人たちです。

ただ、なかなか「事業」として成立させているところまでいっていない人も多く、本書に出てくる社会起業家たちの成功譚には、う~んとうなるものがあります。

しかし、阪神淡路大震災の時もそうだったし、今回の東日本大震災の時もそうですが、自らの利害ではなく、他者のために、社会的な問題解決のために、自らのことを後回しにして、汗だくになりながら動く人たちがいて、実に凄いと思うし、リーダーではなく、メンバーとして活動するボランティア一人一人を見ていても、日本はまだ何とかなる。って思います。

まともに政治の出来ない政治家がいる一方で、こうした人たちが日本にもいるというのは心強いのですが、いまのままでは日本という国が変わるには弱い。こうした動きが政治を動かすまでになれば、もっと良いのだが...と、組織のなかでジタバタしている自分の弱さを自戒しながら、無責任な期待を。

余計な話が長くなりましたが、本書はだらけた気分の横面にバーンッと張り手をくれる作品です。

組織の中で流されず、評論家のように愚痴ばかり言わず、もう一度、自分の出来ること、すべきことを真剣に考え、動こう!!そんなスイッチを入れてくれる一冊です。

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2011年08月26日

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自分も感度を上げなきゃと思える本。
世のためになることをなす。やれば良いことは知ってるが出来る人は少ない。
自分はどっちを選ぶ?
その結論のために何が出来る?

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2010年10月24日

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社会企業という言葉を初めて知った。写真も良かった。ドラッカーは「社会の問題を解決するには公共でも民間でもできない分野があり、NPOがその役割を担う」といったが、利益を上げるモデルでないと広まらない。考えて見ればホンダにしてもソニーにしても松下(パナソニック)にしても、社会の問題を解決しようとしていた。それが今は希薄になったということか。

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2010年10月08日

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著者の渡邊奈々さんはNYで長年在住している写真家。
そんな彼女が社会起業家を追うようになったのは、友人のアメリカ人に言われた何気ない一言からだったという。

本書では社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)が実際にそのような活動をしているのか具体的事例を混ぜながら、
本分野における学問的用語の解説も所々織り交ぜずつ論じられている。

また巻末では金子郁容・慶應義塾大学SFC/大学院政策メディア研究科教授によるソーシャルアントレプレナーとは?という解説と巻末には著者によるソーシャルベンチャーの意義や文化的背景などについてなどの所感が書かれていると同時に、読者へのメッセージが最後に発信されている。

私自身は、このソーシャルベンチャー、ソーシャルアントレプレナーという概念からビジネスに関して興味を持ち始めた。
それと同時に自分自身もこの分野で活躍する人間に将来的になりたいと思うようになった。

またこの本に出てくる社会起業家に多いのは、
ハーバード大学やスタンフォード大学のビジネススクールでソーシャルアントレプレナーに関するプログラムを出ている方が多い。

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2010年08月26日

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世界各国で活躍する社会企業家、ソーシャル・アントレプレナーへのインタビュー集です。

様々な分野で社会をより良くするために活動する人たちが、どのような活動を、どのような想いを持ち、どのような経緯で始めたのかということが紹介されていきます。

やっぱり自分もこういう働き方が、生き方がしたいと強く思える人たちばかり。かっこいい。

自分自身は何のために大学時代ボランティアに取り組んだかって、やっぱり大げさかもしれないけれど世のため人のためになるような「何か」をやりたいわけだ。
そしてこの本に出てくる人たちはそんな想いを「大げさなもの」だとは思っていないわけだ。

漠然とした想いを、具体的な問題意識や行動に移すことは難しいことのように感じる。それは多くの日本人にとっても同じことなんじゃないかと思う。

そして本書はきっとそんな日本の若い世代に向けて書かれたものです。
日本人に対する問題提起が所々に出てきます。

「日本人は自分より恵まれない人たちに対するコンパッション(単なる同情を越えて他人の気持ちを思いやり苦しみも喜びも分かち合うということ)がない」
「日本人の国際貢献度は先進21カ国中21位」

紹介される18人の中には日本人も含まれているけど日本はまだまだこれから変わらなくちゃいけない部分をたくさん持ってる。


と、そんな、自分も何かすばらしい活動に身を投じたくなるような、そんなやる気を起こさせてくれる一冊。
社会の荒波にもまれても、それに溺れることなく、理想を追い求める気持ちを持ち続けたいと思います。

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2010年01月21日

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毎日漫然と仕事をしていると、こういう生き方をしてみたい…と非常に思う。
経済的束縛からの脱出→社会貢献的な業務へのシフトではなく、逆から入って成功した人ばかりなのでうらやましい限り。

どうせ働くなら社会貢献も一緒にできる仕事をしたくなる。
背中を押してくれそうな体験談が多いので非常にオススメ。

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2009年10月07日

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読んでみての個人的な感想ですが、日本において実は貧困層は比較的幸せであって、一方で中間階級がいろんな幻想に取り憑かれていていっぱいいっぱいなのかも、と思ったりした。

2005年の本。15年前だけに、時代が進んでいて今と比較できたので面白かった。

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2020年09月04日

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■学んだこと
・心のキャピタリズムに沿った多層値段付与システムを活用する。
・政府や企業からの援助を一切必要としない、独立経営のモデルに意味がある。
・巨大企業によって貧困層には手の届かない贅沢品となってまった医療を、大量生産と適切な利幅によって、医療本来の姿に取り戻してくれた画期的な社会起業なのである。
・制作より人の道を優先する・
・ルドルフ・ジュリアーニ市場が事実無根の理由で援助を取り消して、運営資金を半分カットした→独立経営の安定感
・お上の機嫌を取りながら恵んでもらうという従来のNPO的経営では社会問題は解決できない、。
・イノベーティブな方法でホームレス問題にソリューションを提供していることを評価され、人気のアイスクリーム店4店舗をフランチャイズ料金無しで引き受けて収益はホームレス事業に還元している。
・社会性はオシャレ感覚に結びつくという強みもある

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2020年08月19日

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大学時代だろうか、随分昔に読んだ本の再読。

まだ社会起業家という言葉に馴染みがなかった時代、
社会的問題をビジネスの手法で解決しようと試みていった人々を紹介した本。

彼らに共通するのは、問題をそのままにせず、解決しようとする思考と、それを実現する行動力、勇気を持っていたこと。

熱いものがこみ上げてくる。

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2015年09月25日

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興味があって読んでみた一冊。世界中で社会を変えつつある人を取り上げ、その活動の熱をそのまま伝えてくれる本でやりたいことがある人は情熱の火に油というか、ミナギッてくるものがあると思います。ただ、その取り組みのうまくいったところばかりではなく、困難な状況、つぶれる一歩手前まで追い込まれたところも書いてくれているところに共感を持ちました。ノーミスで活動がうまくいくわけないし、めげずに続けていくこと、それも大きな情熱を傾けて、ということがやっぱり大切だよなと感じた一冊でした。

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2014年11月10日

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社会起業の言葉が今ほど一般的ではなかったころの、そのインタビューをまとめた本。志があって行動した人々の話を読んでいると勇気が湧いてくる。

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2014年08月27日

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おそらく社会起業家という言葉が日本で定着していないであろう時に出た一冊。その頃、すでにアメリカの大学院ではその専門ができていた。いろいろな人の事例紹介が行われている。
ホームレスへの住宅の提供、難民の住宅問題など、そこから派生して、こういうことができるのではないかと思わせる事例が1~2あった。

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2013年11月07日

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ソーシャルアントレプレナーシップ、社会の矛盾や問題に出会った時「何とかしないといけない」という心のさざ波をそのままにしないで、「私がやろう」と行動に移すこと。そして冷静かつ現実的なアプローチを取ることによって、社会問題に対する一つの「ソリューション」を提供すること。しっかりとした問題意識と、解決への夢をもって行動すること。

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2012年09月15日

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ここ数年、話題に上がるようになってきた「ソーシャルイノベーション」、「ソーシャルアントレプレナーシップ」などの言葉。。 18人の社会起業家のストーリーを通して、新しいキャリアの道というものを垣間見せてくれたような気がする。
どの道が正しくて、どの道が間違ってるではなく、自分が選んだ道すべてが正しい、彼らは自分たちの選んだ道に確信をもってやっている。

社会起業家たちを知ることができると同時に、新しいキャリアの道も知ることができる本だと思う。

これをよんで、
渡邊奈々さんにものすごく会ってみたくなった。

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2012年02月07日

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ソーシャルアントレプレナーの父と呼ばれるビル・ドレイトンの章より。

(アショカフェロー選抜の際に考慮する)ソーシャルアントレプレナーに必要な資質:
右脳と左脳の両方が豊かで、何らかの社会の矛盾を解消したいという情熱があり、変革を実現する可能性のあるアイディアと、そのアイディアを実現する具体的な戦略をもっていること

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2011年06月10日

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社会貢献について考えさせられる本。いろんな社会への関わり方がある。自分にもできることはないだろうか。

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2011年03月04日

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【対象】
最近耳にする、社会貢献って?社会企業家って?活動内容を知りたい人にはお勧め。



【感想】
社会企業家ってなにする人?というのを世に紹介してくれた良書。
個人的には、本編を読んで解説まで読むことをお勧め。
いろんな気づきをもらえると思う。

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2010年09月19日

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今でこそソーシャル・アントレプレナーという言葉一般的なってきたが、この本の影響が強いと思う。内容は社会的課題の解決に取り組む活動家の紹介。日本ではあまり意識されないが、人権に関する活動が多く紹介されている。すべてに共通しているには、最初は小さなウネリだが、周りを巻き込むことで大きなウネリになっているということ。また、現実的に大きな影響を与えるにはお金が必要であり、社会性と経済性の両立が重要である。

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2010年07月02日

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ネタバレ

2009年6月15日
いろんな社会問題を、福祉ではなくビジネスで解決していこうというのが、社会企業家=ソーシャルアントレプレナー。

この本には18人の社会起業家が紹介されています。NYのスラムにHIV感染者のホームレス専用のアパートを作った人、国境なき医師団、病院で子ども達を笑わせるピエロ、マラリア防止の殺虫蚊帳(かや)、SRIファンド、途上国の貧困層のための激安補聴器や白内障手術、エイズ患者の施設のアートセラピスト、フェアトレード、敵対民族の子どもを集めた交流キャンプ、フリースクール、などなどなど、、、

すごい感動して読んだんだけど、どの人も、すばらしく学歴高くて、いわゆるエリート。

紹介されている仕事の採用倍率は、10倍とか500倍とか。
少なくとも3ヶ国語が使えること、とか、、、。

やっぱりエリートじゃないと、人の役に立つことはできないのかなーと思うと、残念。

私のようなダメ人間でも、できることを探したい。

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2021年11月08日

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以前、留職プログラムのクロスフィールズさんの話「働く意義の見つけ方」を読んでから、社会起業家という存在に興味が出たので読んでみた。
働く意義についても考えさせる部分がたくさんあるいい本でした。

【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】

貧困を救う格安医療事業プランナー
デビッド・グリーン(プロジェクト・インパクト代表)
「大学生の時、一生と言う時間の使い方について考えた。金儲けのために使うか、社会改革のために使うか、のどちらか。そして僕は後者を選んだ。すぐに注目したのは富の大部分が企業に集中しているということ。企業こそ、社会改善のポテンシャルを秘めている。だから僕は、活動内容自体が家行利益を生むと同時に世の中を変える企業モデルを作ろうと思った」

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2020年08月27日

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様々な分野で活躍する社会起業家の紹介と、起業までの過程が書かれている。経済や起業などに全く興味のなかった私だが、突飛なアイデアで世間に忘れ去られたマイノリティの人々を支える彼らの存在がとても眩しく見えた。

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2013年06月23日

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社会起業家たちを紹介した本

「コーヒー豆は石油に次いで世界で2番目に需要のある資源」なんだってさ

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2013年02月17日

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社会起業家と呼ばれる人たちのストーリー。
ホテルを改装してホームレスに住居を提供した人と、
フリースクールの先駆けを作った人のストーリーが興味をひきました。

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2012年06月10日

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【内容】社会起業家をたくさん紹介している本。事例とかを知るには良いと思うが、熱意とかは伝わりにくいかもしれない。さまざまな事例が載っているのでどのようなことができるのか、いろんな可能性がわかるという意味ではぜひ手に取ってみてほしい。

【文責】高須

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2011年09月27日

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渡邊奈々さんのインタビュー記録。
世界の社会起業家について幅広く知ることができる。

やっぱり現場から感じた問題を解決の方向に導き出すって素敵だ。

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2011年02月13日

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-一足先に世の中の問題と矛盾に気づき、何かを変えたいと思って、内側から輝く光を発している、そんな魅力的な社会企業家たちの働き方を通して、自分の将来を形づくる手がかりを模索する人たちに何かのヒントを提示できれば・・・-

産業革命以後、経済活動=「消費セクター」と教育や公共福祉、環境=「社会セクター」とに分けられて、お金を稼ぐことと社会貢献的なことが別々にしかできない、というのがいまの私たちの社会の不幸の始まり。中田英寿さんも「Take Action」という活動を立ち上げたときにいっていましたが、自分がやりたいことをやって、お金もはいってきて、それが世の中の誰かのためになるって、いいですよね。NY在住の写真家の渡邊奈々さんの著作だけに、取り上げられている社会企業家のポートレイト写真がとても魅力的。その写真を見ているだけでも元気がでます。何のために働くのか、ちょっと立ち止まって考えたいときにおススメです。

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2009年10月07日

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