あらすじ
ギャグの王様が自分のことを書いたのだ!不世出の天才ギャグマンガ家、赤塚不二夫。「天才バカボン」や「おそ松くん」「もーれつア太郎」などに登場する、彼の生み出した数々の面白すぎるキャラクターから、赤塚氏本人も破天荒な人間と思われがちだが、実はとてもノーマルで、人見知りの、ギャグのことばかりを考えている人間だったと述懐する。その赤塚不二夫氏がありのままの素顔で書き下ろした傑作エッセイ。旧満州からの命からがらの引き揚げの思い出。連合軍の占領下で過ごした少年時代。伝説のトキワ荘での、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄ら、マンガ史に残る盟友たちとの出会い。夜の酒場で意気投合、ともに全力疾走で時代を造ったクリエイターたちとの抱腹絶倒の交友録。そして静かに語られるギャグへの真摯な思い。その一言一言が、誰の中にも潜んでいる「みんなと楽しく生きたい人見知りな自分」の心に届きます。そして「これでいいのだ!」と自分のことを無条件に肯定してあげたくなります。人生が120倍面白くなる1冊です。
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Posted by ブクログ
【本の内容】
『天才バカボン』『おそ松くん』などマンガ史に残る傑作を次々と生み出し、「ギャグの王様」と呼ばれた赤塚不二夫が、その半生を素顔で書きつくす。
旧満州からの命からがらの引き揚げ。
赤貧の中でたくましく生きた少年時代。
伝説のトキワ荘で、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄らと夢を紡いだ日々。
夜の酒場で意気投合、ともに全力疾走で時代を造ったクリエイターたちとの抱腹絶倒の交友。
そして静かに語られるギャグへの思い。
[ 目次 ]
第1章 ギャグジェネレーションなのだ!
第2章 トキワ荘の“凄春”
第3章 マンガは時代を写す鏡なのだ!
第4章 愉快な仲間と「今夜も最高!」
第5章 おんな流転記これでいいのだ!!
第6章 死んでる場合じゃないのだ!
[ POP ]
バカボンやおそ松くんでおなじみの故・赤塚不二夫が生前自身のことを語った1冊。
藤子不二雄や石ノ森章太郎らと切磋琢磨した新人時代をはじめ、旧満州からの引き揚げ、母や妻のことなどを赤裸々に語っている。
中でもギャグマンガにかける真摯な思いが胸を打つ。
「これでいいのだ!」という至言に行き着いた赤塚の本。
閉塞感が蔓延している現代社会でこそ、読まれるべきではないだろうか。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
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