【感想・ネタバレ】赤塚不二夫120%のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月31日

【本の内容】
『天才バカボン』『おそ松くん』などマンガ史に残る傑作を次々と生み出し、「ギャグの王様」と呼ばれた赤塚不二夫が、その半生を素顔で書きつくす。

旧満州からの命からがらの引き揚げ。

赤貧の中でたくましく生きた少年時代。

伝説のトキワ荘で、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄らと夢を紡いだ...続きを読む日々。

夜の酒場で意気投合、ともに全力疾走で時代を造ったクリエイターたちとの抱腹絶倒の交友。

そして静かに語られるギャグへの思い。

[ 目次 ]
第1章 ギャグジェネレーションなのだ!
第2章 トキワ荘の“凄春”
第3章 マンガは時代を写す鏡なのだ!
第4章 愉快な仲間と「今夜も最高!」
第5章 おんな流転記これでいいのだ!!
第6章 死んでる場合じゃないのだ!

[ POP ]
バカボンやおそ松くんでおなじみの故・赤塚不二夫が生前自身のことを語った1冊。

藤子不二雄や石ノ森章太郎らと切磋琢磨した新人時代をはじめ、旧満州からの引き揚げ、母や妻のことなどを赤裸々に語っている。

中でもギャグマンガにかける真摯な思いが胸を打つ。

「これでいいのだ!」という至言に行き着いた赤塚の本。

閉塞感が蔓延している現代社会でこそ、読まれるべきではないだろうか。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2011年09月11日

遠回しに言うことが文化や、礼儀だと勘違いをしているのだ。
単に自分で決めないので、人に結論を委ねて、責任を回避しているのだ。
自分のしたいことくらい、自分で決めるのだ。

赤塚氏のように根底に、相手への「愛」「人間好き」があれば、婉曲表現なんて必要ないのだ。
相手への「愛」がないから、婉曲表現で、摩...続きを読む擦を避けているだけなのだ。

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Posted by ブクログ 2011年07月12日

赤塚不二夫さんの自伝的エッセイ。

武居俊樹さんの
『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』と並べて読むと、
いろいろと大変なこともあったはずなのに
どこか穏やかな、どこか前向きな
その人となりが浮かび上がってきますねー。

「バカ」というのは、
世に逆らったり奇矯な振る舞いをするのではなく、
自分を持...続きを読むちつつも人の上に自分を置かないという、
そういうスタンスのことではないかと感じます。

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