【感想・ネタバレ】伝言猫がカフェにいますのレビュー

あらすじ

もう会えない人からの「想い」を猫が届けます。『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』の著者が贈る、心があたたかくなる感動の連作短編集。あの世とこの世の境にあり、「会いたい人に会わせてくれる」と噂のカフェ・ポン。天寿を全うした猫のふー太は、「仕事を5回達成すると、会いたい人に会える」という報酬につられ、店主・虹子のもとで働くことに。亡くなった父に個展を見てもらいたい絵本作家、生まれなかった我が子を思い続けている保育士など、彼らが「会いたい」人からの言葉を“伝言猫”が伝えるべく奮闘するハートフルストーリー。文庫書き下ろし。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私は以前猫と暮らしていてコロナ禍で亡くしました。
21才まで生きてくれたおばあちゃん猫で、病気をすることもなく眠るように息を引き取りました。
いつか気持ちが落ち着いたらまた猫を飼おうと思いつつ早数年。
気持ちは落ち着かないままです。

最近は猫がいた生活を思い出すことも少なくなっていましたが、この本を読んで懐かしさと切なさの混じった気持ちでいっぱいになりました。
私の猫もふー太のように会いにきてくれたらいいな…

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかの猫視点、ファンタジー作品。
全体的に良かったけれど、ふた仕事目だけが個人的に受け入れ難い
私も同じく流産経験があり、その子を忘れたことは無い、が、誕生日を祝うのはちと違うんじゃね????と
誕生してないんだから。
まあ、それは人の考えだとしても、産まれなかった子が死後育ってることも受け入れ難いものがあった
育ってるってなんやねん
訳分からん
私ならまた転生して別のところで元気に育って欲しいと思う
死後育つ世界謎


それ以外は良かったかな
先生の奴はスカッとしたし、元彼のも良かった
俺が見初めた人は幸せになってるってね
良かった良かった
最後の認知症の母も良かったです

なので、本当にふた仕事目だけ残念
またこの作者の本を読んでみようと思いました

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2024年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

会いたい人への想いを届けてくれる伝言猫ってなんて素敵なお仕事なんでしょう。
もちろんちょっとファンタジーな設定ではあるのですが、もしかしたら私も伝言猫にタッチされて誰かへの想いを代わりに届けたことがあるかも、、?と思わせてくれるような、ファンタジーすぎないリアルさを感じました。
「会いたくても会えない人」がテーマなので、感動的なエピソードが多いのですが、変に泣かせにくる感じじゃないのが、よかったです。自然とウルっとしてしまうけど、その涙をめちゃくちゃ引きずるわけでもなく、さっぱり1話ごと終わっていくので、読みやすかったです。カフェ・ポンで伝言猫として働くふー太が、ツンツン系の性格なのに健気で一生懸命でかわいかった!

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天寿を全うして青の国(黄泉の国)へやってきた猫のふー太。青の国では住まいや食事などは心配しなくても暮らしてはいけるが、おやつやおもちゃで遊ぶ為のお金は自分で工面するしかない。
そこで掲示板に貼られていたバイト募集先であるカフェ・ポンで伝言猫として働くことになる。

………

青の国の住人でない虹子が何故伝言猫(青の国の住人)と会話が出来ているのかが不明瞭なところや、虹子の過去(猫を飼っていた)、緑の国(現世)と青の国を繋ぐ橋の門番であるサビ猫の会いたい人には会えたのか等気になるところは何点かあったが1つの物語が短編なこと、ふー太(猫)視点で進む物語が新鮮でスラスラ読み進めることが出来た。

続編もある様なので手に取ろうと思う。上記の点が1つでも判明すればなと思う。

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2025年05月13日

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ネタバレ

喫茶ドードーの標野凪さん。
伝言猫が、会いたい人に会うためのお手伝いをしてくれるカフェのお話。
確かに素敵なお話ではあるけど、正直そこまで心に響く何かがあるとか強く印象に残るとかはなかったかなぁ…「えっ、それで伝言したことになるんだ^^;」って部分もあったし。
あと虹子さんが何となく好きになれない…
飼い猫に負い目があってこの仕事してるという割に、雇ってる伝言猫に対して厳しいというか冷たくない…?^^;
カフェの営業中は猫たちは勤務時間外ってことだろうに、外だろうが話は聞いてろなんて理不尽じゃん…

でも猫たちが肉球印もらう為にせっせと頑張ってることを想像するとそこは素直に可愛いなぁと思う₍˄·͈༝·͈˄₎◞ ̑̑ෆ⃛

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

猫好きなので読んでみた。
猫は可愛い。青の国と緑の国の伝言という設定には謎があるし、モヤっとする展開もあったけど、猫がかわいいということで読み切りました。
猫からみた人間のしょうもない習性、どうでも良いことを気にやんだり、欲深かったり、にはやっぱりそうだよねと思ってしまう。猫はいい。猫には長生きしてほしい。

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2025年02月25日

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ネタバレ

会いたい人を書いて店内のポストに入れると、会わせてくれるというカフェ・ポン。あの世に行った猫たち「伝言猫」があの世とこの世を行き来して、何らかの形で会いたくても会えない人からのメッセージをくれる。
猫のふー太は5回成功すると会いたい人に会えるというご褒美に釣られて伝言猫の仕事を始める。亡くなった父に原画展を見せたい絵本作家、生まれる前に亡くした娘に会いたい保育士、元彼に会いたい主婦、当時の担任にぎゃふんと言わせたい元教え子、認知症の母に会いたい娘。ふー太は5つの依頼をこなし会いたい人に会うことはできるのか…。
猫が主人公という珍しい話。ふー太の猫らしい描写もかわいく、どの話(よん仕事めは少し違うが)も「伝言」を受け取った人間が前向きに歩き出せるような結末がよかった。

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2024年08月17日

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ネタバレ

あの世とこの世の境にある「会いたい人に合わせてくれる」と噂のカフェ。会わせてくれると言っても会いたい人からの言葉を伝言猫がセッティングするという内容。会いたい人と言うのがあの世この世を問わずというところがミソ。そして誰でもと言うのでもなく店主の虹子さん(この世の人)のチェックが入る。天寿を全うした猫のふー太が伝言猫としてがんばる。ただ、ふー太は猫なので気まぐれ感やついついやっていることを忘れ寝てしまったり遊んだり。連作短編となっているが章が進むにつれ、内容も濃くなってゆく。エピローグで涙が出そうになった。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死後の世界でも働くなんて、とは思ったが
それが今までのお礼のような人のためになるバイトならいいなと思った。

失ってからの後悔や遺したものってすごく多くて
全てやり遂げるって難しい。
小さな後悔から、引きずる後悔や後悔とは言わずとも胸に抱えてるもの
その自分でも言語化し難いものを拾ってくれた作品。

少し気持ちが落ち着いて、息抜きになった。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこかで見かけて気になっていた本。
主人公である猫目線で描かれています。
会いたい人にその魂を伝える伝言猫。
猫好きな方におすすめです。
自分的には感動度合いはイマイチでした。

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2024年02月12日

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