あらすじ
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズに登場した「怪童」が経営する遊園地「天獄園」を舞台にしたスピンオフ作品。
怪童がくばる遊園地へのお試しチケットに招かれた6人の恐怖体験を描く! 観覧車、ジェットコースター、メリーゴーランド、天獄園のアトラクションは、一見どこの遊園地でもみかけるオーソドックスなものばかり。だが、銭天堂の紅子も「足をふみ入れないのがいちばん」と言っているとおり、そのアトラクションには、おそろしい結末がまっている。天獄園には、銭天堂シリーズで紅子の敵役となった「よどみ」も登場。怪童からスウィーツショップをまかされたよどみは、たたりめ堂時代のノウハウを生かし、悪意に満ちたお菓子をつくり販売する。
銭天堂シリーズよりも、ダーク色が強くなり、読者対象も高めに設定しているので、銭天堂を卒業した読者も楽しめる。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
銭天堂番外編という事だが、児童書として安心して読めるダークファンタジー。天獄園は文字通り、天国と地獄の隣り合わせなのだろう。「結びの観覧車」は彷徨える霊だった千紗が晴太と結びついて幸せになった。「マダム・デビーの占いテント」ではさくらが幸せな占い結果の人生を、永遠に繰り返している。己を顧みず、後悔も反省もせずに呑まれた「地獄コースター」「ミッシング・ゴー・ラウンド」、反対に、後悔と反省で現世に戻れた「夜風横丁劇場」、「闇憑きポップコーン」は、反省したかわからないが…。銭天堂もそうだが、人外の力を得た時は相当の自制心と判断力が必要になる。やはり人ならざる存在や力とは、一線を引いて棲み分けるべきなのだろう。児童書なので、自分を見つめ直して、周囲の存在の大切さに気づき、己の力で人生を切り拓いて生きていくべき、というところか。
ちなみによどみちゃんは、着物よりも魔女姿の方が似合っているし、可愛いかも…
Posted by ブクログ
悪い子が反省しないと天獄園に閉じ込められる。
いじめっ子が世の中にいなくなったらどんな世界になるのか。
子ども向けでしかも想像力豊かな子には恐怖の本かも知れない。