あらすじ
★世界14か国で続々刊行
★医学界絶賛の最新ベストセラー、ついに日本上陸
「死ぬまで健康」でいられる時代がはじまる。
がん・心臓病・脳卒中の根本原因は「老化」だ。そしていま、老化が「治療」対象になりつつある――。全世界が注目する「生物老年学」のすべて!
「老いにともなう機能不全」が解消しつつある今、あなたはどう生きるか?
・老化は「自然の摂理」ではない。「治療できる障害」である
・がん・心臓病・認知症・脳卒中の根本原因は「老い」
・がんを根絶できても平均余命は「3年弱」しか延びない
・老化治療は「悪いパーツの除去」「失われたパーツの再生」「壊れたパーツの修復」「リプログラミングによる若返り」の4つ。いずれも目覚ましい発展を遂げている
・「老後の苦しみ」が激減し、結果的に健康寿命が延びる
・老化治療のリスクバランスとは?
・あなたが今日からすべきこととは?
・社会は老化治療をどう受け入れるべきか?
★医学界・トップメディア絶賛!
「老化を『医療問題』として扱うべき理由を示し、さらに世界トップの研究者たちがこの問題を解決しつつある最前線を描く名著だ。本書によって多くの人命が救われるだろう」
――オーブリー・デ・グレイ(老年学研究のトップランナー / SENS研究財団CSO)
「著者は自身も専門家でありつつ、この分野のほぼすべての専門家に取材を行なっている。正確でありながらわくわくして読める名著。ついに老年学に希望の光が見えてきた」
――ジョージ・チャーチ(ハーバード大学医学部教授 / 遺伝学者)
「本書を読み、あなた自身の未来に備えることを薦める」
――アンドリュー・スコット
(ロンドン・ビジネススクール教授 / 『LIFE SHIFT:100年時代の人生戦略』)
「私たち全員が、まったく異なる未来に備えるべきだということがよくわかる」
――ウォールストリート・ジャーナル紙
「『老化』に直面している人々(つまり全人類)にとっての希望の書」
――エコノミスト誌
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
老化は生物にとって避けられないもので、不可逆だと思っていました。
しかし、無視できるほどわずかな老化しかしない生物もいて、人間にとっても老化は治療できるはずだという考えは新鮮でワクワクしました。
老化の原因も大まかには判明してきていて、治療法の開発も進んできているとのことで、将来が楽しみです。
健康寿命が延びることによるメリットにも言及されていて、社会的な意義もあるんだなと認識しました。
Posted by ブクログ
老化のメカニズムも分かりやすかったし、それぞれの老化要因に対する科学のアプローチを知ることができた。
結論、道半ば、というか著者が提唱する生物老年学はまだ始まったばかりで課題は多いなと思った。人体は複雑系で、老化を部分的に遅らせたりすることができたとしても、体全部が健康でずっと過ごせるようなイメージは今は湧かなかった。とはいえ、課題が多いということはいくらでも進歩の余地はあり、そういう意味で楽しみに思った。
あとは、小林武彦「生物はなぜ死ぬのか」で細胞の老化が生物進化的に最適解であると言っていたのに納得していたので、老化から被るさまざまな弊害を科学の力で治療、予防していくのは果たして人のため世のためになるのか…と考えてしまったのも正直なところある。この辺は価値観もありそう。