あらすじ
調子が悪いとき、「気持ちの問題」などと言われることがある。だけど心のはたらきは、実は脳が生み出す生理現象に過ぎない。あいまいで実体のなさそうな心を「脳科学」から捉えなおして、悩みにとらわれすぎない自分になろう。
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Posted by ブクログ
嫌なことがあったり落ち込んでしまったりしたときに、気持ちをうまく切り替えられるようになりたいと思い、この本を読むことにした。
これまでは小説を読んだり、アニメやドラマを見て、現実から目を背けることで気分転換をしていたが、感情や心の仕組みが科学的・論理的に整理することで、自分の状態を客観的に整理することができるんだなと感じた。問題の解決策がすぐに見つからなくても、自分の気持ちを冷静に捉えられるようになって、以前より気持ちの切り替えがしやすくなったと思う。
【第5章で印象に残ったこと】
・「情動」は生物に共通する原始的な反応であり、「感情」はその情動を人間が言語化・解釈したもの。
・悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのかは現在も議論が続いているが、身体に起きた反応の原因を解釈するのは脳の役割である。
・モチベーションに関わる脳の仕組みとして「報酬系」があり、ドーパミンが重要な働きをしている。
・予想以上の報酬を求める性質は生存に有利だった一方で、行き過ぎるとギャンブル依存症や行動嗜癖につながる可能性がある。
【第7章で印象に残ったこと】
・ストレスへの対処には、自分が意図した通りに行動できているという「自己効力感」が重要である。
・ToDoリストを活用し、小さな成功体験を積み重ねることが心の安定につながる。
・信頼できる人との何気ない会話や、将来への前向きな想像は精神的な支えになる。
・複数の居場所や活躍の場を持つことで、ストレスを分散できる可能性がある。
・ひとり旅や一人の時間を持つことも、心を整えるために有効である。道に迷うことも大切。
・マインドフルネス瞑想や認知行動療法は科学的根拠のある方法であり、「今ここ」に意識を向けることで考えすぎを和らげることができる。
今後読み返すとしたら、第5章と第7章を中心に再読したい。落ち込んだときや考え込みすぎてしまったときに、自分の気持ちを整理し、冷静さを取り戻そうと思う。