あらすじ
大阪やパリ、スリランカ紀行から、故ジャニー喜多川氏との思い出や学校の意義を問う思索まで、広義の“旅”をテーマにした著者初のエッセイ集が待望の文庫化! エッセイ15編、“旅する”掌編小説3編の他、文庫版あとがきも収録。《解説・朝吹真理子》
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Posted by ブクログ
友からおすすめだよ、と譲ってもらった本。
シゲの作品を読むたびに「アイドルの作品」と無意識に色眼鏡で見てしまったいた自分を恥じる。
お祖父さんとの思い出を書いた、「岡山」が好き。
この本を読んでいる最中に、偶然NEWSの野外ライブの映像がテレビで流れて、「あ!踊る方の加藤シゲアキだ」と不思議な感覚になった。
「浄土」の社長の話は、あの事件があった事で少し見え方が変わってしまった。でもきっと、あの章の言葉たちに嘘や偽りはないんだろうと思う。
あと、シゲの文章の締めくくり方が好きだ。今までの伏線を綺麗に回収している感じ。オチを付けるのがうまいというか。