あらすじ
コロナ禍で土屋教授は悠々自粛の日々を余儀なくされるも、果敢な挑戦は続く。
コロナに負けるな! 家庭平和を破壊しろ! 整理整頓を軽蔑しろ! 通販業者を論破しろ! コーヒーの通になれ! いやなるな!
その都度敗北に塗れる姿に人生の深淵と笑いを見出す根性の一冊。「週刊文春」の大人気長寿連載文庫化。解説・川上弘美
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白い本。自分の生き方、そんなに意地を張らなくてもいいんじゃないか。流れるままに、そして冒険をしようとするときは、成果を求めるのではなく、実験的に自分の仮説を検証するイメージを持つ。、好きな本
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本のタイトルからして身も蓋もない、あるいは煙に巻いたものとなっているこの本。
頻繁に登場する土屋先生の奥方は、かなり話を盛っているのだと思うが、そんな猛妻がいるのかと思ってしまう描写だった。
でも、読み進めていくうちに、土屋先生の奥方はかなりの才女で、先生はその掌の上で踊らされているだけだと確信するに至った。
今回、この本で教訓を得たのは、「面白いと思う本から読まないと後悔する」という先生の警告だった。
歳を取ると記憶力と理解力、集中力、根気、熱意がなくなり、読書が難しくなるというのだ。それは非常にまずい。老後の楽しみに取っておこうなどと考えずにどんどん読まなければ。
Posted by ブクログ
読書録「長生きは老化のもと」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p31より引用
“ 人を動かすスピーチ力が必要だという
なら、演説巧みだったヒトラーが国民の心
を動かしてどれだけ悲惨な結果をもたらし
たか、考えてもらいたい。歴史上、国民を
戦争に駆り立てたのは政治家の優れた
スピーチ力だった。"
目次より抜粋引用
“時間が足りない
コロッケ入れ替え事件
従順のすすめ
協調性から逃げられない
模倣がすべて"
元大学教授である著者による、日々の
出来事を独自の視点で捉えて言語化した、
雑誌連載をまとめた一冊。
新型コロナ禍の様子についてからギャン
ブルとの付き合いについてまで、普段あま
り使わない軽妙洒脱の四文字を思い浮かべ
ざるを得ない文章で描かれています。
上記の引用は、菅義偉元首相に対する、
スピーチ批判について書かれた項での一節。
心を打たれる程口が上手い人には、ゆめゆめ
気を付けたいものです。
菅元首相だけでなく、政治家が原稿を読み
上げているのは、言葉の端々を揚げ足取り
されないためなのではないでしょうか。
あははと笑えて、少し考えさせられる。
イグ・ノーベル賞のようなエッセイではな
いかと思われます。
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