あらすじ
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価値あるアイデアの生み出し方、育て方
「象印STAN.」「DRAW A LINE」
「フライパンジュウ」などを手掛けた
注目のデザイナーTENTが明かす、
アイデアとデザイン、そして
現代のモノづくり現場のリアルな話。
「デザイン」という言葉を使わずに、
デザインとは何かをわかりやすく解説した
「デザインなんて知らない」をはじめ、
チームで優れたアイデアを生み出すコツや、
それを実現して世に出す秘訣の数々を紹介する。
◆秘密は「とは」ではなく「とか」にある◆
問題定義や提案だけで終わらず、
実際に発売されロングヒットとなる製品を
作るためには。
デザインとアイデアだけでなく、
その周辺、つまり「とか」の部分にこそ
重要なヒントが存在する。
◆モノが溢れる時代に何を作るか◆
高機能と低価格だけでは勝負にならず
ニーズが多様化した現代でも、
多くの人から「これが欲しい!」と
一目惚れされ指名買いされる彼らの製品。
その開発背景にはリサーチや
マーケティングではなく、
独自の考え方があった。
◆モノづくりに関わる人に◆
なぜ彼らは価値あるアイデアを
生み出し続け、成功させることが
できるのか。本書では、TENTが
結成以来生み出してきた数々の
製品アイデアの秘密と、
製作の舞台裏をたっぷり紹介します。
ひとつの小さなアイデアが、
形になり多くの人の手に届くまでの話は、
企画や開発に携わる人、デザイナー、
クリエイターだけでなくすべての
「仕事に関わる人」にとって、
大きな刺激となるはずです。
◆主なトピック◆
◎三つの壁を取り払え
◎絞るのではなく、育てる
◎夢を夢で終わらせないために
◎「作品」じゃなく「試作品」を作ろう
◎先にロゴを決めちゃわないで
◎モノを作ったあとで、やっておくこと
◎らしさの沼
◎デザインなんて知らない
◎デザイナーの使い方
◎モノを持たない時代に何作る?
◎世に出す覚悟はあるか
◎見積もりと向き合うコツ
◎不安と向き合うコツ
◎チームワークのコツ
◎プレゼンテーションの心
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
より快適に過ごすために何かを生み出す。たったひとつのことから派生してまるで連想ゲームのようにアイディアを出して、人と人がつながっていく。ロボットやAIが身近になってきたからこそ、人間とは何か、と深く考えさせられた。
Posted by ブクログ
アイデアとかデザインとか
著:青木 亮作(TENT)
おもしろかった、モヤモヤ感わかるような気がします。
無駄な時間をつかっているのに、ぜんぜん無駄ではないような不思議な感覚でした。
■閃こうの巻
3Dプリンタで最初の試作をつくりました。
3Dプリンタは1層ずつ樹脂を積んでいく方法になるので、階段状のガタガタができて透明感が全くない。
そのため造形した後に、2日間ひたすら紙やすりで研磨するという苦行が必要となる
モノづくりの全体像が把握できずに、何かモヤモヤした気持ちを抱えていた
つくったものを、直に売るという体験はできたのですが、このままでは、ひたすらに、疲れるばかりであり、手作り量産が幕を閉じました
アクリル工場での検討、工程の順序や治工具の設定方法の工夫で製作できた。コストもかなり現実的な金額になりました。
見積もり依頼をされたら徹底的に検討するのが当たり前、すぐ、できません。と言うなんて僕たちにはありえません。
アイデアとは絞るのではなく、育てる
目的をちゃんと伝える努力に、もっと目を向ける
■作ろうの巻
ググって工場を探して、資料や図面を送って見積もりと納期を聞こう
自分にとっての「なにかいやだなあ」を見つけて、すてきな道具で解決しちゃう
考えて、試して、その繰り返しが大事
つくるべきは、作品ではなく、試作品
はじめに圧倒的に魅力あるプロダクトを1つでいいから作る
製品をつくったら、パッケージ、説明書もわすれずに
写真とテキストを用意する
試作を自分で使いまくってみる
■疑おうの巻
センスやおしゃれは関係ない
優先順位づけが大事
アイデアで大切なのは、邪魔なものがないこと
最高ではなく、最適という価値
あたりまえのことに、「なんで?」を重ねる
過去に開発に関わった商品を自分で買って使ってみて満足できるかどうか
自分の欲しいものを作ってない
最初からもう出し惜しみしないでいっぱいだしちゃう
1つ1つ実際に試してみるしかない
■飛び出そうの巻
単一のスキルしかもっていない自分に絶望
こんな考え方もあるよという提案をしたいと思います
一人一人の人間として向き合えるような、そんな、手触りの感じるものづくりの形を模索する
すごい提案なのに、なぜか採用にならないっていう壁
ひらめきは、試作過程から生まれる
製品を発売する前って、視野が狭いし、こだわるべきではないところにこだわってしまう
デザイナーとしてだけでなくて、実際に使う立場の人としても感覚のチューニングがなされていく
■話を聞こう
偉い人のハンドルを委ねるより、自分でハンドルを握った方がマシ
真っ白なコピー用紙に頭の中のことを全部書き出してました
なにから手をつけていいかが分からないことが不安の原因なんだと思いました
何につながるか分からない自分なりのToDoをいっぱいこなすことが大事なんじゃないかと思います。
重要なのは、見積もりの内訳を知ることです
もう一歩の踏み込みが必要だ
自分なりのゴールの設定に一番時間をかけている気がします
言葉をつけると、1つ1つに魂が宿っていくきがします
プレゼンとは頭のなかに、地図を書くこと
説得をするのではなく、相談や議論をするための土台を共有する
目次 最初から読んでも◎気になるページから読んでも◎
パパの仕事は、だいたいあそび
アイデアとかデザインとか
1章 閃こうの巻
「透明な本」のための7年間
3つの壁を取り払え
絞るのではなく育てる
アイデア出しにはパスもある
ただの〇〇が欲しい
2章 作ろうの巻
夢を夢で終わらせないために
「作品」じゃなく、「試作品」を作ろう
今こそ楽しい!プロダクトデザイナー
先にロゴをきめちゃわないで
モノを作ったあとに、やっておくこと
らしさの沼
作って使ってやり直して
3章 疑おうの巻
デザインなんて知らない
四角を丸くする
「なんで?」が新人の仕事
大量生産って何個のこと?
もう騙されない、デザイナの見分け方
モノをもたない時代に、何作る?
4章 飛び出そうの巻
楽しい方の自転車操業
受け身なのか主体なのか
直接あってお話できる 下北沢の「テントの店舗」
世に出す覚悟はあるか
5章 話を聞こうの巻
不安と向き合うコツ
見積もりと向き合うコツ
形はどう思いつくか
言葉はどう思いつくか
プレゼンテーションの心
ひげじいとランプ
子育てとか暮らしとか
背中を押されたり、お尻を叩かれたりする本
ISBN:9784798175430
。出版社:翔泳社
。判型:A5変
。ページ数:256ページ
。定価:1800円(本体)
2022年11月04日初版第1刷発行
2023年01月05日初版第2刷発行
Posted by ブクログ
今年読んだ本の中で抜群に読んで良かった本
創作意欲は湧くし、仕事への向かい方はとても参考になる。TENTさんの作ってるもの、いいもの多いですよね。作品から作者に興味が向うってプロダクトのデザインとしてはあるべきだなと思い、自分もそう在りたいと思った
Posted by ブクログ
CHOPLATEでTENTのことを知り、その後も色々なプロダクトを購入、日々の生活で使っています。
それらプロダクトの企画・開発の裏側、青木さん、治田さんのデザイナーとしての考え方や人となりを知ることができて、とても刺激を受けました。
アイドントノウする(世の中なんて知らんがな!僕たちは不満があんねん!だから新しいモノを作るぞ!)という姿勢がすごく好きです。
Posted by ブクログ
同世代のプロダクトデザイナーなんですが、
共感する内容や、ハッとさせられる金言ばかりで、周りの人が見たら、ハードコアな音楽でも聴いてヘッドバンキングしてると思ったんじゃないだろうかくらいの勢いで、うんうん頷きながら読んだ。
Posted by ブクログ
新事業創出へ通じる本。目的を明確にしたうえでとりあけず作ってみる。
複数の案がある場合に、A案やB案ではなく、案に仮の名前をつける→そうすると案が性格を持ち出す(意訳)というのが面白かった
Posted by ブクログ
変に力まないでモノづくりに取り組める自然体な姿勢が感じられて素敵だなと…
こんね風に人がたくさん関わることでイイものになっていくような仕事ができるとよいなぁってホント思います。
Posted by ブクログ
ものづくりに対するハードルが下がる、肩の荷を下ろしてくれる本だと感じた。
随所でプロダクトの解説を丁寧に行なってくれているのだが、言葉だけでわかりづらかったのが残念。