あらすじ
ある事件で王女付きの近衛騎士を辞め、領地で母親に結婚を急かされていた貧乏令嬢・アニエスに求婚してきたのは、「氷の宰相」ドミニクだった!? 騎士時代、冷徹な手腕で知られる彼とは犬猿の仲だったのに…? 窮地に立たされた王女を救うため「俺の妻として雇われてくれ」とドミニクから言われ、正義感から結婚を決意するアニエス。雇用契約上の結婚だと怪しまれないように愛し合う夫婦のフリをすると決めるけれど、「今度は絶対に君を逃がさない」と初夜から甘く淫らなドミニクの愛撫に翻弄されて…。結婚した途端、策士な宰相の執着愛が止まりません!? 第二回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞銀賞受賞作品。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
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匿名
まさに執着愛
今回のヒーローがどタイプでした!
ひたすら仕事仕事で堅物、笑わないキレ者の氷の宰相しかも美丈夫。早くに父を失ってから爵位を継ぎ、家の為にガムシャラに頑張っている最中にも母親が愛人を作り、幼い弟を連れて愛人と旅行に出掛けその先で事故に遭い母も弟と失うという、かなりヘビーな過去を持つヒーロー。
貧乏男爵家のヒロインも十代前半で父親を失ってから、没落を免れる為にデビュタントを迎える事なく、衣食住に困らない為騎士になった苦労人。
彼女のじゃじゃ馬な性格に合っていたようで、騎士として成績優秀で、女王殿下の近衛騎士になった格好いいヒロイン。
敬愛する女王殿下を助けたくて、ヒーローの持ち掛けた偽装結婚をするのだけど、早い段階からヒーローはヒロインを本気で手に入れる為だと分かります。
騎士の頃、ヒーローとは犬猿の仲で甘い雰囲気になったことが一度もなかった為、最後までヒロインがヒーローに本気で愛されているとは気が付いてなかったけど。
後半ヒーローsideで語られるヒロインとの出会いを読んで、こんな時からヒロインを一途に想っていたんだと想いの深さを知りました!
当て馬である公爵家の兄妹がしっかり悪役で、要所要所でハラハラさせてくれて物語を更に面白くしてくれます。
最後までずっと先が知りたくて知りたくて、通勤中や仕事の昼休み、帰宅してから夕食の支度をするまでの間、暇を見つけては一日で読み切りました!
また読み返したい作品です。
家族のために、騎士になり、騎士として王女を支えてきたヒロインを、王女のためと、結婚したヒーローが、見守り想い続け、色々事件は起きるが、最後想いを伝え愛し合える夫婦に、馴れる
ヒロインが、カッコ良かった。
大変によかった!
すっごくおもしろくて夜通し読んでしまいました。
初めて読む作家さんだったのですが、キャラクターを活かす方法をすごく分かってらっしゃるのだなぁと感心しきり。
ドミニクの切ない恋が本当の意味で実るまでの色々がまぁ切ない!
なおばちゃんちょっと泣いちゃいました。
アニエスもとっても素敵な女の子で、沢山の人が彼女を好ましく思うだろうと微笑ましくなりました。
どエロいのだけどもそれも2人の気持ちが通うまでと通ってからだと印象が違い、大変おもしろく読めました。
近年まれに見るよい買い物をしたと思います。
別の作品も読んでみたいです!
まっすぐで愛情深い
元女性騎士と宰相の組み合わせが新鮮だった。
契約結婚とは名ばかり。ヒーローの気持ちはわかりやすかったですね。ただヒロインには伝わらずやきもきしちゃいましたが、無自覚の煽りを受けワタワタする氷の宰相は眼福でした。
ヒーローの溺愛に気づいていないのはヒロインだけでしたが、とても楽しめるお話でした。
ヒロインがとにかく純粋で凛々しいです。
王女様と騎士団長のお話も読んでみたいですね。
脳筋
ヒーローの切ない恋心はとても良かったんだけど、ヒロインがとにかく脳筋で、あまり好きになれなかった。
脇の姫様の恋愛模様も、時期女王としての自覚が足りないお姫様ととにかく恋愛結婚押しのヒロインにイライラ。
ヒロインが好きになれなかったので、読み進めるのが辛かったです。
ヒロインは猪突猛進
上原さんの絵に釣られてしまった〜。
王宮や宰相が登場する話は大好きだけど、ヒロインが何だか惜しい。王女様が第一主義な忠犬で、真っ直ぐ過ぎて、宰相がいくら注意しても、頭に血が上って、冷静に状況判断できない、自ら危ない状況に持っていく⁈宰相閣下が苦労するなぁ。これが溺愛なのかなぁ。