あらすじ
ただのおでん屋なのに何の因果か、知らない世界に飛ばされるようになってしまった春子。だがしかし、春子はそんな奇怪な現象に見舞われようとも普段と変わらず、いつでもどこでもだれであろうと、あたたかいおでんを客に食べさせていた。そしてやがて、おでんをきっかけに少し運命が変わったアステールの人々にとって重大な転機が訪れる!?偏屈婆さんが行く、ぽかぽかおでん群像劇、感動の第2巻!
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偏屈婆さんのおでんが人々の運命を変える!?
変わり種異世界グルメファンタジー!
昔ながらの屋台のおでん屋である春子婆さんは、ひょんなことから異世界へ転移してしまう。
チートな能力が発現するということもない。
異世界でも春子婆さんのすることは変わらず、訪れたお客へおでんを振る舞うことだけである。
おでん屋なのだから。
本作は1話ごとにお客として登場する人物が異なる短編形式で、そんな異世界の住人達が主役となる群像劇。
ぽかぽかおでんで身も心も温まり、ぶっきらぼうな春子婆さんの言葉をきっかけに、ほんの少し背中を押されるお客達。
それぞれの事情を抱え、別々の道を歩む彼ら。しかしやがてそれらは交差し、物語は圧巻の展開に!
くつくつと煮えるおでん。それを春子婆さんがお客へ提供する様子。はじめて口にするおでんに夢中になるお客の様子。
とにもかくにも、こだわりのおでん描写に食欲が刺激されてたまらない!
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ポッポケーロさん
おでん屋のお婆さんが狂言回しをしつつ進んでいくオムニバス型大河伝奇SFです。なんだか分からないうちに2巻とも一気に読んでしまいました。最後はおでん鍋の中のように見事な調和が訪れます。ポッポケーロさんの歌、桃太郎さんの節回しで歌うと何故かしっくりとします。気になる方はご一読を。