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Posted by ブクログ
著者が冒険本を沢山読んでいる中で一番行ってみたい冒険が楼蘭探検だった。
その夢が叶ったはずのお話なのだが。。。。
その結果は本書を読んでのお楽しみで。
気になった点をメモ。
・中国のトイレ事情はよく、シーナ本に出てくる。
今回もすごいトイレ場面を解説している。
なんと、壁一面にウジムシが蠢く姿を、面白く表現している。
。中国の列車事情も詳しく報告している。
今回の探検隊の乗る列車の弁当の件。
1982年代の弁当の食い方は、弁当の端を細長く切って、すぐのは曲がらないようにタテ型に三角に折り、それで『めし』を掘り起こして食べる。
・夕食もすごい。
直径1m位の大鍋にコメを入れ、水を入れ、大雑把に粥にする。そこにバケツ一杯のザーサイの缶詰を入れて
なんと、スコップでかき混ぜる。食事の支度をいうより、土木工事の現場風景にビックリする。
・今回はシーナ氏は本音を書いたという。
その点は、今回の冒険の結果が分かってしまうが、
お伝えすると、中国側は出発までの段取りでは、
日本の製作側とは探検を承諾していたのに、
現地に入った時点で突然、撮影中止の契約違反を犯した。
それで、日本側はだた、現地に行っただけで、
その現地をテレビとか映像で伝えられない。
・その契約違反の原因も書いている。
冒険現場の楼蘭の近くに中国の秘密の核実験場があることが原因らしい。
本書は、上のメモ以外に、シーナ節の面白表現とは、現地の人たちの面白い行動が沢山詰まった冒険本です。