【感想・ネタバレ】P+D BOOKS つぶやき岩の秘密のレビュー

あらすじ

山岳小説の名手が挑むジュブナイル冒険小説。

海辺の町で暮らす三浦紫郎は、早くに両親を海難事故で亡くした小学6年生。大潮の日に、ある岩に耳を近づけると、誰かがつぶやくような不思議な音が聞こえるので、紫郎は「つぶやき岩」と名付けていた。
ある大潮の日、いつものように岩のつぶやきを聞いていると、岬の断崖に黒い顔をした老人が立っているのを見つけた。祖父によると、戦時中、岬には地下要塞が掘られていて、大量の金塊が隠されているという噂があり、それを探す“金塊亡者”が時折出没するらしい。
紫郎は担任の小林恵子やその弟・晴雄の協力を得て岬の秘密を探ろうとするが、その矢先に晴雄が殺されかけ、恵子の自宅が荒らされる。さらに紫郎自身も、何者かに命を狙われてしまう。
じつは、岩がつぶやく構造にこそ岬の秘密を解き明かす鍵があるのだが、はたして紫郎は真実に迫ることができるのか――。NHKでドラマ化もされたジュブナイル冒険小説の名作。

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Posted by ブクログ

新田次郎 つぶやき岩の秘密

私は少年ではないが、まだ白髭さん程でもない。
教師ではないし、漁師でも、軍人になった事もない。親になったことのない大人だ。
これまでの人生を振り返ることにより、少年にアドバイスをあげることはできる。
私からのアドバイスを素直に実行することにより、短時間に良い人間になれるような気がする。
白髭さんのように、少年と話をしてみたいと思う。
小学生の頃に、この本読みなさい。
私は、新田次郎作品初めましてでしたが、読んでない大人にもおすすめできる小説です。
ミステリーばかり読んでいる私が、この本の題名を見て、カバーを見て、あらすじを読んで、ビビってきたのです。さて、少年文学だと言われているこの作品、とっても良いです。

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2024年09月10日

Posted by ブクログ

石川セリの歌(林美雄パックオープニングM)で気になっていた。ドラマ自身はリアルでなく再放送か何かで断片的に見た覚えがあった。いま原作を読んで、最近のドラマやラノベアニメと違い重厚に伏線が張られ、人物造形もしっかりできているのに驚く。ドラマでも再見探そうと思う。

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2024年07月29日

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