あらすじ
うつ病9年目、再発5回。
死にきれなかったボクが
「村人A」として生き直したら
少しずつ元気になった話。
◎うつ当事者による、うつ当事者のための人気連載が書籍化
現在もうつ闘病中のデラさんが、うつの「底」から抜けるためにやったすべてのことを紹介。うつ病はなかなか治らない。だからこそ自分の欠陥を受け入れ、それでもうまいことハックすればどうにか生きていける……というリアルな体験談です。
うつに悩む人の他、予備軍で今なら逆戻り可能な人、うつの周りの人にも役立つ内容。
サンクチュアリ出版のウェブマガジン「ほんよま」人気No.1連載(累計200万PV/7記事・半年間)から初の書籍化。
◎マインド、生活習慣、仕事……村人的「どん底から回復できた工夫」を網羅
自殺未遂で死にきれなかった4年前。まさにうつの底にいたデラさんは、「いったん死んだ自分だから、残りの人生は〝おまけ〟。第2章は主人公じゃなく、サブキャラの村人として生きるか~」と考えてテキトーに生き始めると、「あれ? 第2章、意外と楽しくね? 村人、悪くなくね?」と思えるようになりました。
その頃から現在まで、デラさんがやってみて本当に効果があった、思考法や生活習慣・仕事のコツを教えます。
Contents
【LEVEL1 マインド編】
【LEVEL2 思考編】
【LEVEL3 生活習慣編】
【LEVEL4 人間関係編】
【LEVEL5 仕事編】
他
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
仕事の内容、拘束時間、環境に合ってるかを基準に次の仕事を選びたいと思った。
こうしなきゃ、ああしなきゃではなくて、ああしなくてもよいんだ、こうしなくても良いんだ、と少しずつでも自分の考え方や見方を変えることが必要になってくるなあ。
匿名
うつ病の暗闇の中にいる方へ
うつ病の暗闇の中にいる私の前に、村人Aさんが現れ、
手を差し伸べてくれました。
うつ病の寛解と再発を繰り返す、トライアンドエラーを繰り返している時期の方におすすめの本です。
Posted by ブクログ
うつ病の人の精神状態をどのようにして、少しでも良くすることが書かれていて、とても役に立った。
長いことうつを患っていると、先が見えなくなる。
でも、ちょっとでも、心を軽くして、生きていけるなら、希望が持てる。
Posted by ブクログ
私も鬱病を患い、今現在再発をしている。
朝、起きられなくたっていい。という帯文が一番良かった。私だけではない、頑張れなくていい、という言葉をすごく明るく伝えてくれるのがありがたかった。まだ大丈夫、という気がした。
Posted by ブクログ
・村人Aとして生きる
・嫌われるのは当たり前
・消費量が回復量を上回らないようにする
自分の心を理解することが上手く生きるコツなのだと思った。
Posted by ブクログ
うつ病から回復するため、あるいは再発しないためのノウハウを筆者自身の経験から簡潔にまとめています。
うつ病を発症した場合、うつ病前の自分に戻ろうとせず、新しい自分を作るつもりで、極力ストレスを溜めず苦手なことや人から離れて、ゲームのサブキャラになったつもりで生きて行くことを推奨しています。
特に参考になったこと
•他人と比べるのではなく、歴史上の人物と捉えて参考にする
比較すると自分に劣等感を感じて落ち込むけれど、歴史上の人物のように捉えれば、比較しようなんて思わず、生き方や考え方を素直に参考にしようと思えるので、早速取り入れたいと思いました。
•何も考えない時間を作る、思考を分散させる、休みの日は仕事のことを考えない
気がつくと仕事や将来のことを考えて悲観的になってしまうので、考えすぎないよう、趣味や他のことを考える時間を意識的に作ったり行動することが大切と改めて感じました。不安になった時にすぐ行動できるよう、自分の場合は、例えばスポーツウェアをすぐ取り出せる場所に置いておくなどの工夫ができそうと思いました。
また、仕事モードと休日モードの切り替えも重要と書いてあり、自分も休日までずっと仕事のことを考えることが多かったので、意識的にオンオフを切り替える工夫が必要と思いました。
無理せず生きるために参考になることが多く書かれており、すぐに取り入れられるものも多いため一読の価値があります。
Posted by ブクログ
うつを何度も経験している著者が語る、回復までのリアルな実体験。
うつになってしまったならまず責任感やプライドを捨て、思いっきり休むことが大切なんだと痛感した。
少し回復したからと言ってすぐ働き始めるのはより悪化させてしまう危険性があるらしい。
あと理想を高く持ちすぎないことも大事。
赤の他人にまで称賛されようとする必要はない。
身近な人を助けることに重きを置けば自分のやるべきことがシンプルになる。
周りに惑わされず、身の丈にあった幸せを追い求めて行こう。
Posted by ブクログ
再読。鬱傾向が強い時に読むと響くが、調子が良い時に読むと「そんなの当たり前じゃん」と本を閉じてしまう本。まさにうつ病当事者による当事者のための本だと思う。
この本を読んでしまうような真面目な人はもっとゆるく生きてみて、自分のために生きる練習をするべきだというメッセージが響いた。バイトの面接で「サボりますよ笑」と言えるなんて。わたしも回復できるだろうか。
Posted by ブクログ
YouTube「フェルミ漫画大学」で紹介されていた本。
レベル1.2.4のマインド編、思考編、人間関係編に関してはあまり共感できなかった。これに関しては正直、人によって考え方や感覚が違うっていうのが前提としてあるし、うつ病初期の方には救いになる考えだとは思う。自分は今何とか社会復帰に向けて少しずつ慣らしていっている状態なので、あまり参考にはならなかった。
レベル3.5の生活習慣編と仕事編については大いに役に立ったので、私にとってはこの2つの章が救われた考えた方だった。自分の仕事や日々の過ごし方にも活かしたいと思う。
Posted by ブクログ
村人Aとして生きる
もう戻れない
期待しない
死を期限で割り切って考える
嫌という練習をする
独り言を言う
思ったことを言う
過去のターニングポイントについて考える
自分と似たような経験してる人
Posted by ブクログ
精神科・心療内科が3ヶ月待ち、6、7人に1人はメンタルクリニックに通っていると言われる今の日本。
私自身はメンタル系の病気になった事は無く、病院に通った事もありませんが「あの時もしかしたら…」と振り返れば精神ギリギリで生きてた事や、日々綱渡り状態のような事もあったな…と本を読んでいて思い出しました。でも生きてれば誰でも色々あるのは当たり前。ただ今まで病院のお世話にならず来られたのは、この本に書かれている事を自然とやってた事や、家族を含め周りの人達、ペットや没頭出来る趣味のお陰でしょうか。かと言ってこの先一生病院にお世話にならないとも限らないので、本を参考にしていきたいと思いました。
本はとても読みやすかったです。自分だけでなく、メンタル疾患の方の理解にも繋がると思います。
Posted by ブクログ
うつ病で20代をほとんど詰んでしまったという著者が、自分を立て直していくまでに実際にやってみて「本当に効いたこと」だけをまとめた一冊。
「朝、起きられなくたっていい」「感情をコントロールしない」など、タイトルや見出しからも伝わるように、当事者目線の言葉がとても優しくて救われる。
医学書のような難しさや精神論ではなく、「ここまでしんどい状態でも、こういう小さな工夫で生き延びていいんだ」と思わせてくれる具体的なヒントが多かった。
自分の体験や気持ちに重なる部分が多く、読んでいるうちに「自分だけじゃない」と何度も感じられた。
うつやメンタルの不調でしんどい人だけでなく、身近にそういう人がいる方にも読んでほしい。やさしい言葉と実践的なアドバイスが心をほぐしてくれる本。
Posted by ブクログ
うつ病になる原因には諸説ある。
うつは現代の成人病なのかもしれない。本著はエッセイではあるが、休み方や回復の方法をわかりやすく記載している。
ただ、注意することは、「心のモヤモヤをSNSで発散する」と本著では推奨されているが、思わぬ爆弾になる可能性があるので、おすすめはしない。
私はSNSではなく、手書きの日記をおすすめする。
手書きは客観的に見て、内容も整理することができるので、おすすめである。
他、うつ状態で刺激が強い動画やSNSを整理して、ネット断捨離もおすすめである。
Posted by ブクログ
実践したいことメモ
・感情はうんちと同じ。ちゃんと外に出す
・自分の行動をトレードオフで考える
例:ラーメンを食べたいけど太りたくない(目先の食べたいという感情を優先しがち)
・体調不良の原因を何度も振り返って腹落ちさせる
・自分ために生きるのが苦手。自分のことだけ考える
・思ったことを思ったまま口に出してみる。知性を磨きながら、前向きな発言が良い。周りの欲しい言葉を意識してしゃべらない。
・即振り返りして、もやもや時間をなくす。
・自分の思考整理のために発信する、内容は広く受けるではなく、深く刺さる方が良い。万人に受け入れられようとしない。
Posted by ブクログ
うつで文字がほぼ頭に入ってこず、スマホで体験談や情報を探すこともキツい時に「なにかの情報を得たい」と考えていた時に巡りあえた本。ウェブの長文の体験談を読む気力がなくても、この本のページをぱらりとめくって2ページ読むくらいなら、何とかできた。
知識を得る本というよりは、当事者が孤独にならないために隣にそっといるような本だと感じる。
Posted by ブクログ
消耗しないために、考えることをとにかくしない。
マインドも環境、行動と考えすぎないようにすることを筆者の経験からオススメしている。
科学的根拠はなく、むしろ体調悪化しそう、、という部分もあるので、気に入ったところだけ抽出するがよし。
うつを発症し繰り返し再発も経験している筆者が、徐々に回復していくために効果的だったことを紹介している。
特に重要なものを3つにまとめた。
諦める
もともと鬱前の自分には戻れない。
ほとんどの人が、自分はどこか主人公みたいになれると考えていると思う。しかしRPGでいうところの村人くらいでよい。
足るを知る
週2回の仕事
うつ病の人は、週5回の仕事は難しいことが多いそうだ。自分に合った仕事スタイルを探すのが良いが、バリバリと働くのではなく、ゆったり週2回くらいが良いだろう。主人公ではないのだから、ダラダラと、ラクして生きよう。
吐き出す
ときどき不満を吐き出すのが良い。
友人やカウンセラーへ吐き出せないならば、独り言でもSNSでも日記でもOK。
ガス抜きをすることで、気持ちがラクになることもある。