あらすじ
情報屋のシンは、自身が支配されることに快楽を感じる「Sub」であることを隠しながら、育ての親の治療費を稼ぐため、裏社会で危険な依頼をこなしていた。ある日裏組織『アビス』のボス、レオンの依頼を受けた際、薬が切れかけた状態で報告することになってしまい、レオンにSubであることが暴かれてしまう。王の如く強いDomであるレオンに逆らえず、容易にレオンの強すぎる支配に溺れていくシン。しかし体は支配されようと、心まではレオンに支配されなかった。やがてシンは、心まで支配しようとするレオンに執着され始めるが、シンを狙おうとするDomはどうやらレオンだけではないようで―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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最ッ高です
今まで読んだsub/dom系の小説で1番良かったです。それぞれのキャラクター性もそうですが、キチンとストーリーが練ってあって作品の中に引き込まれます。勿論情熱的なシーンも多くあってそこまで酷いプレイも無かったので少し苦手な方でも読めると思います。ただちょっとオメガバとは違いますが男性妊娠があるので世界観が気になる人は居るのかなと。
それでもハラハラドキドキ、そして涙も止まらず数時間で一気読み…何より秋久テオ先生が描くダークな外国人は本当にセクシーで素敵です。
有料版を買っても何一つとして後悔はないです!
いっぱい好き
Dom/Subユニバースが主体ではありますが、極低確率で男でも妊娠出産が可能という設定がありました。
ストーリーとしては王道な感じで先の展開が読める部分はありますが、しっかりと山場があり、エロもあり、困難を乗り越えてハッピーエンドで終わっていたので全体的にまとまっているなと思いました。
個人的には子供ネタが大好きなのと受けが自立してしっかりしていてバチボコに強くて逞しい、うじうじしてないのでストレスなく見れて良かったです。
解釈違い
セックスシーンが多く、エロを迎える度に「またか……」と、くどく感じました。
他の作品を読んだことないんですが、エロでしか関係性を表現出来ない作家さんなんですかね……?
個人的に、攻めが受けを自分のものにしようとするが、受けは攻めに心を許してない、拒否しているという状況があまり萌えませんでした。
受けが自分(攻め)のことを好いている関係性(一方的でも双方的でも)が好きなので合わなかった。
カラーを貰うときでさえ、「こいつの物になりたくない。こいつの事は嫌い。だけど身体(subの本能)が抗えない!」という心情だったので、萎えポイントが増加する一方。
本人が嫌がってるのに無理やりモノにしようとするのは、ダメなdomsubの典型例じゃん……。このdom(攻め)のやってることが当て馬モブdomでした。セーフワードも決めずにコマンド出してるの? ってモヤモヤしまくり。
受けが攻めを好きな状態でのレイプは性癖だけど、このカプの受けは攻めに微塵も気持ちが傾いてない。
この作者とはdomsubの解釈違いということで。
受け一人に対して、攻め側の人間が多すぎる。攻め一人に受け複数のハーレムなら好きですが、総受け逆ハーは好みじゃない。
最後の最後まで複数の男が受けを取り合ってました。「男たちが受けを賭けて」ってはっきり書かれてます。
受けが妊娠してることに気づいてるのに、受けを手放すのも理解不能。あんだけ執着しておきながら、受けが縋りついてきたら用無しか。
そして、受けと子供の二人での生活。三年越しに攻めが現れるも、再会してすぐセックス。ほんとうにエロがしつこい。
後半はほぼ流し読みだった。
挿絵はありませんでした。絵は最初のページにある人物紹介の部分のみ。