あらすじ
昨今、TVのワイドショーなどで、著名人の怒り方が話題になりました。
大人げない怒り方をする人・余計なことを言って反感を買う人等々、怒りの出し方が下手な人が急増中なのです。
「なぜ人は怒るのか……」
「そもそも怒りとは何なのか……」
「怒りの賢い活かし方とは……」
「怒りはどのように出せば健康的なのか……」
「湧き上がった怒りをそのままぶつけずに、うまく逃がすにはどうしたらいいのか……」
自分が怒りに振り回される人にならないために、
また、怒り下手な人が身の回りにきたときに、うまく回避するために、
精神科医の著者が「怒り」を解剖します。
仕事・家族・社会に対して、
「カチン」とくる前に
「怒りの正体」を知れば、「いい怒り方」がわかる!
(※本書は2017/9/8に株式会社 海竜社より発売された書籍を電子化したものです)
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Posted by ブクログ
良かった点: 脳の構造に注目して怒りが生まれるメカニズムについて推察している点は面白かった。また過去の精神分析者の怒りの定義はどのようなものだったのか記述している章は大変勉強にもなった。自己愛が満たされないことが怒りをタチの悪いものに変えるという主張も納得できる。
気になる点
①具体例が最適ではないと感じた箇所がある。筆者は社会的な事件(秋葉原無差別殺傷や大教大池田小事件など)を具体例にしているところがあったが、秋葉原無差別殺傷事件の犯人は人に甘えられる能力があったり、心を許せる仲間がいればそうはならなかったとの記述がある。これはあまり腑には落ちなかった(それ以外の要因もあるのではないかと思ったため)。犯人の動機は結局犯人しかわからないし、取材しているジャーナリストですら全容はわからないので具体例として最適ではないと思う。そのため、主張に納得できなかった章もあった。
②東大卒の人であぐらを書いている人よりも学歴コンプレックスのある人の方が嫉妬をバネに仕事や商売で成功しているように感じるといった記述があるが多少飛躍しているようにも感じた。学歴コンプレックスのある人が世の中的にそんなに多いのだろうかと感じた上に嫉妬だけでは成功しないのではとも感じた。