あらすじ
ストレスだらけのビジネスパーソンに知ってほしい
「心身の癒やし」から「仕事のパフォーマンス向上」「人格修養」まで、
幅広い茶道の効能
1日の仕事を終えた後、あなたはどのように過ごしていますか?
ストレスフルな毎日を乗り越えるため、趣味やくつろぎの時間を
過ごしたり、疲労回復のケアをおこなったり、あるいはビジネス
パーソンとして成長するため、知識の習得や修養に精を出してい
る方もあるでしょう。そんな方々に私が断然、お勧めしたいのは
茶道です。
茶道はビジネスパーソンの「癒やしとリフレッシュ」「仕事に使え
る教養の習得」「高い価値観を磨く人間修養」に大いに役立ちます。
ビジネスパーソンに役立つ茶道の効能は実に多様です。
手軽に実感できる効能としては「心身の癒やし」と、それによっ
てもたらされる「仕事のパフォーマンスの向上」が挙げられます。
これらは、おもに非日常的な落ち着いた空間で、五感への過剰刺
激を遮断し、心身を深くリラックスさせることで得られる効能で
す。
さらに茶道では、瞑想時の意識(マインドフルネス)に近い状態
を体験することがしばしばあり、その効果であるともいわれてい
ます。
心身がしずまり、さまざまな機能のバランスが整う。ストレスが
緩和、解消され、ストレス耐性が高まる。集中力と記憶力がアッ
プし、また洞察力、直観力が高まる。不安、怒りなどネガティブ
な感情が緩和、解消される。
茶道によって、こうした効能を体感できるのです。
(プロローグより)
本書は、医者である著者だからこそお伝えできる、茶道が心と体に
もたらす効能を解説していきます。ストレスだらけのビジネスパー
ソンにぜひ読んで欲しい1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読みやすい
お茶の効能、歴史、流派、簡単な茶会の礼儀など
学べる
抹茶の成分(カテキン、テアニン、カフェイン)
カテキン=抗ウイルス作用等
テアニン=カフェインの覚醒作用を抑える働き
リラックスしながら、頭が冴える
緑茶との違い
岡倉天心作 茶の本1906年
が世界でお茶ブームを起こした
新渡戸稲造 武士道1900年
も大ヒット作
忙しい現代人には、茶道がいいかもしれない
デジタルデトックスする
五感が刺激されて想像力が働くと
仕事、生き方にもいい影響を与えるのかもしれない
Posted by ブクログ
>茶道はビジネスパーソンの「癒やしとリフレッシュ」「仕事に使える教養の習得」「高い価値観を磨く人間修養」に役立ちます。
ビジネスパーソンが茶道を嗜む。たまに聞く話ですが、書道でも花道でも日本の「〇〇道」を習得すれば大概上記の三点は身に付くような気もします。そういう意味では茶道業界がいち早く「ビジネスパーソン」という顧客を獲得すべく動き出したのは感心、といったところ。
というわけで前半の「茶道は何故ビジネスパーソンに必要なのか」マインドフルネス云々は読み飛ばして後半の「教養としての茶道」を楽しみました。
「和敬清寂」「 一座 建立」といった日本の精神性は、ぜひ実際の茶室で味わったうえで日常やビジネスで活用してみたいという気持ちが湧いてきました。
利休と戦国時代の武将や政治との関わりもおさらいできてよかったです。利休は信長に殺されたと勝手に脳内変換されていたことに苦笑い。
茶道の茶事には、寒い時季に暗闇の中でおこなう「夜咄の茶事」、極寒の夜明けを味わう「暁の茶事」という、あまり快適とはいえない環境で催される茶事があるそうです。自然の厳しさを味わうという体験は、現代に生きる日本人としてぜひともやっておきたいもの。どんどん暖冬になっていくし。
Posted by ブクログ
石州流で茶道を学ぶ医療系のバリキャリビジネスマンが茶道について説明した本。茶道がアート思考等が言われるようになったビジネスにおいてどのような効用を持つか、茶道の歴史とは、茶会に参加するときに気をつけることは、といった話で、柔らかい語り口調でわかりやすい。
Posted by ブクログ
読み始めは茶道が与えるビジネスパーソンへの影響(もちろん良い意味で)が書かれていた。これはちょっと個人差があるのではないか?とか疑問を持ちながらも読み進む...。
茶道の身体に当てる魅力的な影響、中国での茶道の始まり、武将と茶道の関わりなど日本での歴史、茶道・武士道・禅 ect
最後は初心者に向けてお茶席での振る舞いや作法も書かれており、茶道の魅力を間口を広く、そしてわかりやすく書かれている。茶道の用語一覧と参考文献も載っており
深掘りしたいときは参考になる。
意外と良かった!
Posted by ブクログ
ビジネスパーソン✖️茶道という切り口。その切り口は面白いが書いてあることは普通。つまりビジネスパーソン向きに突飛なことは書いていないので、安定的に安心して読めた。
仕事をしているとコーヒーばかりになるが、お茶の効用も忘れてはならない。