【感想・ネタバレ】異界譚里見八犬伝 九章 逢魔刻の影のレビュー

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情報が大渋滞の急展開。

22年現在の最新刊。とうとう敵討ちを実行する犬山道節。8章ラストで登場した新キャラが気になっていたら、まさかの異能力戦争へ!戦場に立つ妖精みたいなお姫様や、いつも笑顔の美青年とか不穏極まりない。まさかの展開も待ち受けていて、茫然自失となりながら読み進めると、意外なところで意外な人たちが出会ったりと続きが気になって仕方ない。 この章の途中から連載方法が変わったので、続きが読めていない人はここからですよ。7章での玉梓の来襲からの流れで心配事は続いていますが、仇の扇谷を道節が単身襲撃するのは大きな見せ場の一つ。とうとう5人が出会う?実は出会った?というハラハラ回。 長い原作でも、犬士が揃うのって実はレアなので、5人が顔を合わせる次の章に期待が膨らみます。
信乃が理由なく人を斬ることに納得できないのも大切に描いてくれているし、ずっと仇を狙っている道節でさえ暴力で得られるものは何もないとわかっている。力だけが正義だった時代の中で、なんとか地に平和をと願うことも作品のテーマとしているのもポイント。 各領主達の動きも見えてきて、管領、古河公方、里見家といった大きなパワーバランスもだんだん気になってきます。主人公達のロードムービー的なところもあって、序章は東京都大塚からスタート、古河、行徳を経て現在群馬県妙義山観光を終了。長野県境へ向けて移動中。江戸時代には旅行記的な側面もあったかもしれませんが、現代ならRPGとしての魅力ですね。 数々のリメイク作品を生み出し続ける八犬伝の新しい冒険をお楽しみください。

#エモい #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2023年01月27日

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