【感想・ネタバレ】異界譚里見八犬伝 序章のレビュー

あらすじ

子どもでも楽しめる現代版八犬伝!
江戸時代の読本、南総里見八犬伝を下敷きに描かれるフルカラーの少年漫画

大塚村に住む少年、犬塚信乃は過保護な母親の手束から一人前と認めてもらうために、こっそりと剣の修行に励んでいた。
山犬が人を襲う事件が頻発しているという話を聞きつけ、村長の蟇六に山犬退治を申し出るが…

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可愛くて読みやすい、初心者向け

江戸時代のベストセラー、当時から商業二次創作されていた人気長編小説。現在もさまざまなコンテンツで取り上げられてます。ここまでくると、オリジナルがどんな話か知らない人もいるのでは?饒舌で複雑で、江戸時代の風習や道徳がみっしり詰まった原作はちょっとハードル高め。「八犬伝ってどんな話?」という初心者におすすめです。表紙を見たら分かる通り、主人公を少年にして扮装もやや現代的。「別の日本」として室町時代あたりを考証も緩やかに、親しみやすいキャラクター造形でお話が進みます。  古典的な時代物を希望の方には向きませんが、因果応報を前面に出した人の死や暴力流血が極力抑えられ、子どもが読んでも無理なく主人公達に感情移入できるお話です。 一方で(序章では2人ですけど)八犬士が、フルカラー表現が十分に生かされた魅力的なキャラクターに描かれているので、イケメンがたくさん出てくる作品好きな大人にも十分応えてくれるとおもいます。
小学生向け新聞での連載から始まった作品なので、テンポよくわかりやすい、親しみある表現です。
序章から4章までは一気に読むことをおすすめします。有名な八犬伝の基本設定と、歌舞伎でも上演される名場面「芳流閣」、悪霊玉梓に故郷が襲われる「大塚村」まで。犬士4人が登場します。ここまでは導入部分で、この先まだ見ぬ犬士を探す謎解き、因縁の仇との戦い、悪霊玉梓や神々の思惑など、スピーディでありながらお話がどんどん膨らんでいくので続編もぜひ読んでみてください。

#アツい #ドキドキハラハラ #カッコいい

1
2023年01月27日

ネタバレ 購入済み

南総里見八犬伝異聞

登場人物の人間関係が複雑なので、一回読んだだけでは何が何やら…。犬塚信乃と浜路が恋仲で荘助が信乃の友達。玉梓が悪の張本人で、里見家の伏姫が神となって八人の剣士ならぬ犬士を導く話の序章。公方様の刀「村雨」を返却する為、犬士兄弟を探して信乃は荘助と旅立つ。

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2023年01月27日

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