【感想・ネタバレ】やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術のレビュー

あらすじ

■佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦

皆さんには、やめなくてはいけないと思っているのに
やめられない「癖」はありませんか?

または、やらなくてはいけないことを、つい後回しにしてしまうといった
「習慣」に悩むことはありませんか?

あるいは理由もないのに嫌わずにはいられない
相手がいたりしませんか?

思い当たる人は、その原因は
自分の「意志の弱さ」だと考えているかもしれません。

でも、実は「癖」や「習慣」がやめられないのは
「意志が弱い」からではありません。

■ヒトの行動原理を根本から見直し、やめられる方法を解説!
本書で紹介している【条件反射制御法】は
一言で言えば、望まない「癖」や「習慣」を
やめるための技法です。

もともとは薬物などの物質使用障害
(過剰な摂取反復)のために開発されました。

病院では薬物以外に病的窃盗、病的賭博、
性嗜好障害(いわゆる痴漢や覗きなど)、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の疾患にも
高い効果を発揮しています。

■本書では、【条件反射制御法】を応用して、
「スマホ」「タバコ」「甘いもの」「うっかりミス」
「先延ばし」「あがり症」など、
日常的な癖や習慣の克服法がわかります。

対人関係で悩む人、過去の思い出に苦しむ人、
すぐキレるなどの「癖」や「習慣」で自縄自縛になり
人生を苦しいものにしている人にも効果的です。

カウンセリングやセラピーとは異なる次元の手法です!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良かった〜。
スマホ、YouTube、Twitterに依存しているので、制御法を試してみたい。
私はTwitterを見ない、大丈夫と言いながら胸に手を当て親指を包み込むようにして手のひらを握る。
これを1日20回行う(間に20分以上感覚を空ける)。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ストーカー関連書籍で有名な小早川さんの著書。本書も示唆に富んだ内容だった。
類似本を読んで得た知識だと、メンタルと脳科学は別のアプローチだ。メンタル側に寄ってしまうとスピリチュアルになりかねない。個人的には脳科学からの物理的アプローチの方が理解しやすい。

本書では依存状態を根性論で治すのではなく、脳の癖を技術て修正する方法を紹介している。一週間ほど試してみたところ、たしかに気持ちが軽くなった。数秒の所作を行うだけで間違った脳の回線接続が正しい場所へと修正されていくのは驚きだった。

何となくだが、「生理的報酬」とは「期待」という感情がベースになっている気がした。


<アンダーライン>
★★★★★
生理的報酬

★★★
刑法の理論では「第一信号系」はないことになっている

★★★
「第一信号系」は、過去に成功した行動を「反射」で再現し、失敗した行動は再現しなくなるシステムです。

★★★
「ハマる」とは、「条件付けられる」ことを言います。健全な「ハマり」も、悪癖や悪習慣と言われる「ハマり」も、いずれも後天的に「条件反射」が成立した状態です。

★★★★
「第一信号系」が一つの行動を何回も反復したときは、どうしたって「第一信号系」は「第二信号系」に勝るのです。

★★★★
「第二信号系」は「第一信号系」に負けると、「欲求」を正当化するために、いかようにもゆがみます。

★★★★★
自分を責めるということは、自分の「意思」(そんなものはないのですが)の全能性を信じ、「ハマっ」ている状態における自分の無力さを認めていないということです。もし、責任を感じるのであれば、「ハマって」しまう前に、引き戻るための手助けや手立てを探そうとしなかった自分について感じるべきです。「ハマっ」てしまった状態に勝てないことを責めてはいけません。

★★★★
刺激に過敏だと「ハマり」やすい

★★★★★
ストーカーは、「特定の相手に関心が固着」し、「接近欲求が止まらない」ということに「ハマっ」た人である。

★★★★
クレーマーとストーカーの違いは、クレーマーは相手に「ハマっ」ているわけではないということです。

★★★★★
ストーカーとは断られると発症します・ストーカーにならないためには相手から「断られないこと」です。そのためには、自分が「頼まないこと」です。自分が頼まなければ相手から断られません。断られなければストーカーにはなりません。

★★★★★
ヒトは死んでない限り、どのような辛い体験でも「防御」に成功し、そのときの環境からの「刺激」と防御する「反応」が「第一信号系」に定着してしまう

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

「条件反射制御法」とはなにかが学べます。面白いと言ってはいけないかもしれないけど、とても興味有ります

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

具体的な方法が紹介されていて、今までのありきたりの方法ではなかったので、もうちょっと調べて試してみようかと思える内容だった。

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

とっつきやすい表紙だが中身はハード

人間の脳は、意志の全能性を前提とする現代社会と実際は乖離がある。意志は全能ではない。

意志は実は第二信号系で、無意識的な第一信号系の影響を受けざるを得ない。

最近親ガチャという言葉が流行っているが、意志を全能とする能力主義に違和感を感じる人が増えているのではないだろうか。

意志が全能ではないという事実。残酷とも受け取れるし、第一信号系の反射に正しく対処する救いにもなりうる。

そもそも第一信号系が約38億年前の生物発生に起源を持つなら、たったの四千年くらいの人間社会と馴染まなくても仕方ないなあ。

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2021年12月27日

Posted by ブクログ

期待して読み始めてイマイチかなと思ってたけど、読み進めたら良書だった!自分にも仕事にも役立ち知的欲求も満たしてくれる。もう一巡したい。

精神分析やゲシュタルト療法にも触れるが、推奨する「条件反射制御法」が本書の真髄。私の時間ギリギリグセについても言及してた。私の場合この例とはちょっと機序は異なるかもしれないが、改めて見つめてみたい。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

もしかしたらこれは画期的かもしれない。
若干表現が硬くて前半の脳の仕組みの話はやや難しいけど、「条件反射制御法」と呼ばれるメソッドはとてもシンプル。
脳の第一信号系、第二信号系の違いと仕組みを利用して、やめたいのにやめられず苦しんでいることから抜け出せるという。
お酒、タバコ、万引き、SNS依存、ストーカーなど、強い依存を断ち切れた成功例がいくつも紹介されている。
犯罪になることではなくてもやめられずにいる悪癖は大小みんなあるもの。
私もさっそく試してみて今のところはうまくいっている感じ。
効果は2週間くらい続けて出てくるらしいので、期待したい。
まだ半信半疑だけど、本当に長年悩んでいた癖が治ったら、星5にする!

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2025年06月27日

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