【感想・ネタバレ】君が異端だった頃のレビュー

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Posted by ブクログ

これはすごい、終始圧倒されました。
★8つくらいつけたい!
読みながら興奮、高揚し、読み終えたくなかった。

島田先生の文学論がどのように形成されているかがしっかり描かれていて、初期の島田作品の誕生をトレースすることができた。
最高の私小説です。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

”文壇の貴公子”と呼ばれた著者の自叙伝的私小説。前半が大学入学に至るまでの思春期にして作家の自我形成方法を、後半は作家としてデビューを果たした後に青春の終わりとなる息子の誕生と偉大なる先達・中上健次の死までを、赤裸々且つ著者らしいユーモアたっぷりの文章で綴られている。著者のファンでなくとも80年代半ば~90年代初頭までの「文壇は確実に機能していた」頃をそのシーンの中心にいたであろう作家視点で感じることの出来る内容に満足するだろうし、ファンであるならすぐさま再読したくなる。果たしてこの続きが読める日は来るのか?

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2022年10月10日

Posted by ブクログ

著者の自伝的私小説。
何冊か読んで結構面白かったし、最近NHKでちょくちょく見かけて成程男前だしスマートだなと感じてたので読んでみた。
この世代の小説家は時代なのか生き方や振る舞いがどうも鼻について嫌いなのだが、この人は何故か可愛さ感じる。
ぶっ飛んでるんだろうが嫌みが無い。
これ程中身の濃い人生を送れるのは羨ましい反面僕にはそれに耐えうる人間力があるとは思えない。
結構すらすら最後まで読み進めた作品。

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2022年11月10日

Posted by ブクログ

島田雅彦の少年時代から現在に至るまでを描いた、自伝的私小説。

春先に読んだ『パンとサーカス』やそれ以前の何冊かがおもしろかったので、作者の人となりを知るにはいいかもと手に取ったのだが。
おもしろおかしく書いている文章は軽妙だが、ひねくれた自意識の過剰ぶりが鼻につく。今後彼の作品を読む際に支障が出そう。

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2022年10月09日

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