あらすじ
大学で学ぶべき4つのことを熱く語る!
「有名大学だから」「偏差値が高いから」「親や先生が勧めるから」という理由で大学や学部を選んではいけない! これまで1万2千人以上を採用してきた日本電産のトップである著者は警鐘を鳴らす。
そうした理由で大学や学部を選ぶと、大学に入ってもやる気が起きずに何も学ばずに卒業、深く考えずに企業を選び、入社後は五月病になりかねないという。
では、大学をどう選べばよいのか。大学に入る前に、自分が就きたい職業や、やりたい仕事を見極め、その夢に合致する学部、大学を選べばよい。夢や目標が見つからない人にはその見つけ方も、著者が伝授する。
また、大学では何を学べばいいのかについても詳しく解説。専攻分野に磨きをかけることに加えて、英語力、雑談力、ディベート力を身につける必要があると述べる。もちろん、身につけ方のヒントも掲載。
大学選びから大学での学び、友達づくり、仕事についての考え方、社会に出てから伸びる人材についてまで、充実した大学生活を送るアドバイスを多数収録。
受験を控える高校生はもちろん、大学に入ったばかりの一年生から就活生、将来を考える中学生にも役立つ1冊です!
(底本 2022年9月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本は自分のモティベーションになりました。今後の社会は実力社会である。学歴ではな実力。自分にはどのような専門性がある、英語が話せる、雑談力などを学ぶ必要がある。僕みたいなFラン大学在校の人にとってこの本はやる気を持たせてくれる本でした。
Posted by ブクログ
大学生として、この本に共感できることが多かった。永守さんみたいに世界を目指したり、成長志向の学生にとってこの本は支えになってくれると思う。世界がものすごいスピードで変化している中で、ゆっくりと変わっていく大学では日本の未来を支える若者は育たない。僕自身も4つの学ぶことを意識しながら、もっと貪欲に成長のための環境に身を置くように意識したい。
Posted by ブクログ
馴染みがある内容だったのですぐ読み終わった。筆者が設立した日本電産が世界的企業に発展するまでの体験談や大学改革の体験談などを交えながら、大学での学びや今後必要とされるスキルや心構えなどについて考えが述べられている。私は偏差値ではなく学問重視で大学を選んでいたため筆者の偏差値やネームバリューに拘らず関心のある学問から大学選びをしていくべきという意見には大変共感出来る。
Posted by ブクログ
大学生のうちにすべきことについて書かれている内容はありきたりだが、これを永守氏が語っていることに対して意味があるのだろう。
けれども、本書で書かれていることと、日本電産(現ニデック)の現状に整合性があるのかについてはやや疑問がある。
Posted by ブクログ
一代で時価総額5兆円企業群を作り上げた永守氏の言葉は迫力と説得力が違う。京都「学園」大学をM&Aして京都先端科学大学へと変貌させた教育論の持論は「学ぶとは何か?」を考えされられる。これからの教育に必要なものとして「専門性」「英語力」「雑談力」「ディベート力」の4つとし、自分を卑下しない大切さを説く。述べる内容はただただ賛同するのみ。
だが昨今の後継者問題を踏まえ辛辣なコメントを。これまで選出した「後継者」は高学歴かつ大企業で実績を残した人ばかり。言行不一致の感は否めない。本書の主張がコンプレックスからの強がりのようにさえ感じてしまう。「採用する人は声がでかくて飯を食うのが早い奴」、そう豪語していた頃の永守氏に立ち返る必要があるのではないか。もしかすると永守氏の思想を実現するには学校教育の段階から立ち入らないといけないのかもしれない。永守氏の「モーレツ社員」は今の時代は流行らないかもしれない。それこそブラック企業と呼ばれて疎まれてしまうかもしれない。しかし「自分の好きなことを見つけ人生を賭けて一心不乱に突き進む」という永守氏の教育改革に期待したい。「脱皮しない蛇は死ぬ(ニーチェ)」、(流行らないかもしれないが)死と向かい合わせ&表裏一体で経営してきた人間の凄みある永守氏に憧れ尊敬する。