あらすじ
中世に作られた城壁の隠し部屋に魔物が現れた。次々に人が殺されていく中、君の命を救うための、必死の俺が仕掛けた禁断のトリックとは!? 魔術師・林泰広の技が冴える空前絶後のマジック・ミステリ。
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Posted by ブクログ
個人的に最初は「これはミステリーなのか?」「どういう世界観なのか?」という疑問が浮かんで、中盤からは一気にファンタジー色も強くなるので、ますますジャンルがわからなくなっていったが、ある一定の時点から途端にミステリーへと変わった。事前情報をあまり入れずに読んだので、このような展開になるのかと驚きがあり、その時点でも面白かったが、終盤にかけて加速するようにその面白さが増していった。
タイトルからも読み取れる通り、恋愛小説の側面も兼ね備えており、様々なジャンルが入り交じってはいるが、主軸はミステリーであり、こういったパターンのミステリー小説は新鮮で、とても面白かった。
Posted by ブクログ
かつて「魔物」が召喚された中世の古城に隠された「空中牢獄」。そこに逃げ込んだ数名の男女。そこに現れる魔物。かつてそこではなにがあったのか?
なかなか楽しめました。
ボリューム的に中編くらいの文章量でしょうか。さらっと読んでしまいました。一種の特殊設定ミステリなんでしょうけども。。。キモは「魔物の瞬間移動」の謎なんじゃないかと思ったけど・・・あまり謎でもなかったかな。あからさまに「いやこれうつりかわってる」って初見で思えてしまったし。。。そこを除けばかなりベタなオーソドックスな謎しか残らない。
でもまあそこはそれ、そういうものだと割り切ってこの特殊な世界観を楽しみましょう。さらっとすっきり読めてこれはこれでよかったです。