あらすじ
家の事業のため、侯爵家に嫁いできたエリザベス。政略結婚とはいえ、式を挙げた翌日から夫は幼馴染の愛人を屋敷の中に招き入れた。
屋敷の使用人たちにすら虐げられたエリザベスの最後の希望は白い結婚の3年間の継続による婚姻解消だったが、夫の卑劣な罠に嵌まり、乙女の証と命を無残に散らすことに。
運命を呪いながら命が尽きたはずなのに、気が付けば結婚直前の王都へ向かう馬車の中にいた。
やり直すチャンスを得たエリザベスは、もう二度と選択を間違えないと誓う。
目指すは白い結婚ではなく、円満な……円満でなくても構わないからとにかく離婚!
3年間の記憶を武器に、自分の状況を切り開いていこうとすると、なぜか再会した幼馴染の大公閣下がどんどん溺愛モードになっていて……。
「あの、私バツついちゃってるからね――――!」
どん底の絶望から幸福の絶頂まで目まぐるしく変わるエリザベスの第二の人生は!?
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匿名
離婚
離婚できてないまま終わってしまったけど、夫と愛人が清々しいほどに頭の悪いクズでざまぁが生ぬるい気が…
大公殿下の溺愛も次巻にてという感じなのかな?
頑張れ
はじめは、なんて苦しい展開何でしょう!と落ち込んでしまいました、が
ヒロインは、
幸せになるために、努力、奮闘しています。頑張れ!
Posted by ブクログ
一度目のとき、カイルは手助けできなかったのだろうか。
アバンがもうクズ過ぎてクズ過ぎて。
無論二度目の方も変わる筈もなく。
ただ二度目の人生は、有能なマリアとアンドルをそばに呼び寄せた時点で勝ち確定だった気がする。
とんとん拍子にことは進み、カイルも事あるごとに手助けをしてくれ、いつの間にやら国王たちすら味方につけているし。
大逆転にも程がある。
後はもう粛々と離婚の成立とカイルとの関係性の決着を待つのみという。
ただそこまではこの一冊で辿り着いてくれない……ぐぬぬ。
意外だったのは、辺境に追いやられて逆に健康になった上にハッスルして(言い方が古い)お子さんまで作っちゃったアバンのご両親、そして外伝のカイル。
本人は黒歴史と言っていたが、似合っていたんだろうなとしみじみ。
挿絵でも見てみたかった。