【感想・ネタバレ】神楽坂スパイス・ボックスのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お店を始めた動機はかなり不純だった気はするけれども、途中から気にしなくなったみたいだし、成功しているのだからよし、かな。
順調すぎて、できすぎ感も否めないけれども。
スパイス料理店ってお客さん選びそうだけれども、初手から割と繁盛していたような。

旦那に先立たれた姉と彼氏に振られた妹の男運ない姉妹が始めたスパイス料理店と、そのお店に来るお客さんの物語。
各話、基本的には姉妹の視点で進み、途中お客さん視点でスパイス料理を味わい、お客さんの抱えていた悩みが解れていく……というスタンス。
妹の元カレに関しては、勝手に解れてんじゃねえよと思わなくもなかったが、それはさておき(イライラするキャラだったので)
スパイス料理はあくまできっかけで、自分を見つめ直し、悩みの解決を自ら見出す、そんな感じの話だったように思う。
某有名キャラの「ひとは一人で勝手に助かるだけ」というセリフを思い出した。
気付きをもたらす、それもまたスパイスの効能なのかもしれない。

カレーは勿論、多様なスパイス料理が出てくるので、読んでいて具体的にそのスパイスを知らなくても濃厚な香りを感じられた。
料理の描写が美味しそうなのもいい。
自分は無性にチャイが飲みたくなりました。
作中で子供たちが親に作ってもらったなんて言っていたけど、気軽に作れる飲み物ではない気もするが……こう、ところどころツッコミどころがあるのは気になった。

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2023年04月29日

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