あらすじ
高校教諭をしていた著者は、教え子が薬物乱用によって事故死したことをきっかけに「夜回り」を開始。これまで30年にわたって、ドラッグ、不登校・ひきこもり、児童虐待、さらに貧困や東日本大震災後の若者の支援などの活動を展開してきました。本書は、66歳になった著者がどうしても子どもたちに伝えておきたい「いのちの尊さ」を、「いのちの講演」として語り残したものです。巻頭に著者はこう綴っています。「この本は、もうすぐ死に逝く私から、いまを生きる君たちへのメッセージです。私は、君たちに伝えたい。『生きていてくれて、ありがとう』『いいもんだよ。生きるって』」と。
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Posted by ブクログ
高校生の時に講演を聞いたことがありずっと覚えている方です。
高校生の時は生徒目線だったけど、今は親として見方もかわりました。
読み終えて子供が読んでいますがなにか感じてくれたらいいなと思います。
とにかく『正しく生きること』へのメッセージ。
Posted by ブクログ
ベンチで読書をしているとき、
杖をついたおばあさんに話しかけられました。
「あなた、本が好きなの?それなら本をあげる」
と言われて戴いたのがこの本です。
これも何かの縁なのでしょう。
本作を読んで率直に思ったのは、水谷先生のような熱血な先生が今の時代にもいるのだなということで驚きました。
現在でも、夜の世界に出回っている生徒がたくさんいるようです。彼らはシンナーの常習や暴走族への入隊、不適切な交際へと関与してしまいます。
この本には亡くなった三人の生徒のことが挙げられています。
シンナーの幻覚によりダンプカーに突っ込んだマサフミくん、バイク暴走中に事故に遭った雄也くん、援助交際によりHIVに感染した亜衣さん。
特に、マサフミくんの話では、シンナーの恐ろしさがすごく伝わってきました。シンナーは骨や脳みそをスカスカにしてしまいます。
火葬後、お骨を骨壺に納める際の箸渡し。人間の丈夫な骨といわれる大腿骨(太ももの骨)でさえ、箸で摑んでいる最中にコナゴナに砕けてしまう。その時のマサフミくんのお母さんはどんな想いだったのだろう。想像するだけで胸が痛くなります。
そもそも、どうして生徒たちがこのような非行に走ってしまうのか。根本的な原因を考えるのが重要であると思います。
いじめ、貧困、劣悪な家庭環境、性教育における正しい知識の不足、不十分な社会的支援など、様々な問題が背景にあるように思います。
たくさんの若い人が亡くなっているのを知り、水谷先生のような人が彼らの助けにすごく貢献していることがわかりました。
健全な心の保ち方の一つの方法として、縄跳びがいいと書かれていました。
早速、僕も試してみたいと思いました。