【感想・ネタバレ】新装版 桃花源奇譚1 開封暗夜陣のレビュー

あらすじ

不老不死の伝説が眠る郷・桃花源。その謎を解く鍵は、旅芸人の少女・宝春にあった。不死の力を求める者たちに狙われた宝春は、生き別れの母を探す貴公子・戴星、天命を与えられた秀才・希仁に救われる。三人の出会いは、国を揺るがす壮大な冒険の始まりだった。中華歴史ファンタジー、ここに開幕!(全四巻)

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Posted by ブクログ

やばい。めちゃくちゃ面白い。

大好きな包公さん(中国における大岡越前みたいな人)が出てくると思ったら、桃花源や狸猫換太子と言った、中国の戯曲&古典好きにはたまらないネタがわんさか出てくる〜。

開封はかなり昔に一度だけ行ったんだけれど、とても豊かで歴史のある土臭い素敵な街だった!そこを舞台に繰り広げられる中華ファンタジー。楽しすぎるよ!

包公さん好きすぎて彼の故郷、合肥にも実は行ったことがあるんだよね〜。杭州はもちろんだけど、行ったことのある地名がたくさん出てくるのも個人的には嬉しい!

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 こういう冒険譚は大好物。
 
 陶淵明の桃花源はどこに?
 思えば、陶淵明が漢文の授業以外で読んだ人なのよね~。

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

タイトルの開封で包拯が主人公かと思ったら前日譚というか、まだ及第してなかった。

主人公は訳ありの貴公子でフッ軽の戴星、祖父の死骸が目の前で消えた旅芸人の少女宝春。
はじめは慣れない名前で戸惑ったけど、途中からは気にならないくらい楽しくなってくる。

初版は92年とのこと。
新装版として復刊してくれて有難い。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

宋国第三代、趙恒の時代(1020年)。恒は偉大な伯父(太祖:匡胤)にも父にも似ず優柔不断で皇后にも争いが絶えない。そんな中、時代の富めるものは不老不死を探し、伝説の桃源郷を求める。その答えに近しい旅芸人の少女、宝春。そしてなにやら事情の在りそうな貴人、戴星。若くして科挙最終試験に到達し、どうやらわざと落ちた希人。この三人が出合い、物語がスタートするまでのお話がこの巻。
八大王(八王爺)とも呼ばれる現王の兄、偉丈夫(=趙元份)は三男の恒が王になったのを(兄も)帝位を狙わなかったのは太祖を弑逆したかもしれない父に対して異議を唱えるのを無謀と判断したから。寇萊公(寇準、平仲)という宰相と懇意。宋に帰順することで身分を得た呉越王の子は銭思公、名を惟演。劉皇后は職人、劉美の妹だったが皇后となったので貴族となり、劉美は銭思公の妹を嫁にしている。
後は影の仕事人、殷玉堂。この人もいい味を出していた。纏足の花魁史鳳の今後も気になる。こういった時代背景や、登場人物の表記が多岐にわたるうえ読み方を覚えられないところが多いけれど、お話はスカッとして面白い。もう少し登場人物を頭に入れて読み直さないと細かいところが理解できていない...。
花街の表現などあるのとやたら歴史背景などが難しいので中学校から。こういう世界観が好きなら小学生でもいける内容。

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2024年08月21日

Posted by ブクログ

道士を重用した北宋三代目皇帝趙恒の時代を背景として、仙術や幻の桃源郷などを織り込んだ中華ファンタジー。
北宋4代目皇帝となる趙受益が登場するが、歴史より少し年齢が高く設定されている。展開が早く、目まぐるしいくらい。

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2022年09月18日

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