あらすじ
老いに対する正しい知識がないことで、過度に不安になったり、老いが加速したり、結果的に不幸な老い方をしている人が多くいます。
そこで本書では、老年医学の専門家による
「これだけは知っておかないともったいない」
という、必須知識をわかりやすくまとめました。
「老いはゆっくりとしか進まない」
「筋肉は日常生活で維持できる」
「脳の機能は自由時間を楽しめば維持できる」
「認知症は過度に心配しなくていい」
「With病気という考え方で穏やかな老後を迎えられる」
「ほかの高齢者はどういう感情で生活を送っているのか?」
「老いは本来、幸せな時間」
「老いてからの人生はどんなに奔放でもいい」
など――。
年齢を重ねるたびに“どんどん楽に、幸せになっていく”
老い方の手引きをご紹介します!
老親をもつ世代にもおすすめです。
【著者プロフィール】
和田秀樹 (わだ・ひでき)
1960年、大阪府生まれ。
精神科医。老年医学の専門家。
東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。
高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。
『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『80歳の壁』(幻冬舎)など、著書多数。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
①歳を取るほど薬の害がひどくなる。薬で数値を下げると、生活の質が下がる ②認知症は老化現象の一つで病気ではない。認知症を進ませないためには、できることを減らさない事 ③高齢になるとがんは誰にでもある。70代が治療と放置の境目。和田秀樹「老人入門」、2022.9発行。④歳を取ってまで(70歳を過ぎて)健診で一喜一憂しない ⑤長寿の専門医はいない。私は、帯津良一先生、五木寛之さん、曽野綾子さん、そして和田秀樹さんが先生です(^-^)
老いは本来幸せな時間です
これは良書だった。母がMCI(軽度認知障害)で、私の心配が増えてしんどくてこれを読んでみた。何だか気分が楽になった。母にもこの本を読んでもらおうと思った。そして私も、歳をとったときに笑って日々を楽しめる婆さんになりたいと思った。
Posted by ブクログ
老いには年代によって特有のフェーズ(局面)がある。
やりたいことを始めて、自由時間の中に組み込むと身体の機能は維持でき、生活に張り合いが生まれる。
完璧をめざさない。
認知症は老化現象の1つでゆっくり進み個人差が大きい。