あらすじ
このミス海外編2位『そしてミランダを殺す』の
ピーター・スワンソン、幻のデビュー作!
行きつけのバーに現れたのは、
大学時代に“死んだ”はずの恋人だった――
彼女に心奪われた者には、悪夢が待っている。
出版社に勤める中年男性ジョージは会社帰りの金曜日、バーで魅惑的な女に
目を奪われる。
それは学生時代に“死んだ”はずの恋人リアナだった。
「ある男に狙われていて助けてほしい」――関わるべきでないと知りながら
ジョージは否応なくリアナの言葉に引き込まれてゆくが、やがて周囲で殺人
事件が起き、自らが容疑者としてとんでもない悪夢の渦中にいると気づく……
先読み不能の極上ミステリー!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
関わったら絶対ヤバいわかっていても、読んでいくうちに主人公の男性と一緒に沼にハマってしまう!笑
サイコパスで危ない女性とのミステリー
どんな手を使っても過去を精算し、
人生を変え続ける女と
過去からは決して逃げられない、
昔の女を忘れられない変われない男
男女の本質な部分を分かりやすい対比で深掘りしてる。
傑作だと思った。
ミステリー好きじゃない人にもおすすめしたい
Posted by ブクログ
10代の大学生時代から忘れることのできない彼女と、39歳で再び巡り会う主人公ジョージ。騙され続け、利用され捨てられる、情けない男の話である。
発端 彼女の名前はリアナ・デクターではなくオードリー・ベックだった、、、はぁ?どういう意味?訳わからん??
中盤 リアナを探す旅で、オードリーの写真を見せられ「頭がこんがらがっていて。これは誰の写真なんですか?」とジョージが言うが、読んでる私もこんがらがってます、、、
結末 はぁ?嵌められたのに、まだ、追いかけるの?まだ、リアナを探すの?呆れる。
ピーター・スワンソンのデビュー作。デビュー作だから許せてしまうところも多々あったが、デビュー作にしてこの才能。これから先の彼の作品の面白さを予感させる。
あとがきにもある通り「読み手にもどかしい思いをさせながらページをめくらせる」言い得てる!
最初から最後まで、分かったような分からないような謎をスッキリさせたくて読み進め、挙句、最後も、もやもやとした終わり方。スワンソン作品のそんなところ、好きかもしれない。