あらすじ
日本人は、所詮野蛮人である! というスタンスに立って物事を考えると、脳みそから力が抜けて、ラクに知識が頭に入ってくる。当代随一の読書家であり、教養人である、佐藤優氏が、若いサラリーマン(野蛮人)がいま何を読めば必要にして十分なのかを懇切に教えてくれる。何者かに騙されないで生きるために必携のブックガイド。
●読書によって教養を身につけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある。世の中には難しい内容を入門者向けにわかりやすく書いた本がある。こういう本をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。私は『野蛮人の図書室』で、読書好きの人だけでなく、今まであまり本を読んだことがないという人を思い浮かべながら、野蛮人を脱し、教養人になるための道案内をしたい。
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Posted by ブクログ
蒙昧な野蛮人が教養を身につけるための読書の指南書。
今回は"司書"佐藤優です。 (この前はレストランオーナーでしたね)
日常生活や日本社会、世界情勢に纏わるトピックに対し2冊ずつ推薦書を挙げ、 筆者の分析が書かれています。
1トピック見開き2ページ完結で、テンポよく読めます。
以下、特に印象に残ったものをピックアップ。
◇猫が教える「人間関係」
「猫は、餌を与え、トイレの掃除をする人間との間に確立された信頼関係を裏切ることはない。」
これを人間に当て嵌めると、 「餌を確保する仕事を大切にし、排泄する場である家庭を大切にする人」 …こんな人間は信頼するに足る、との事。気まぐれなだけが猫じゃないらしい
◇草食系男子への教え
草食動物は武器を自覚しないため、先天的に「抑制の文法」を持たない。
自分を草食系だと思っている諸君は「抑制の文法」を覚えておくように、という話。
◇1Q84は思想小説だ
「優れた文学作品は複数の読み方ができる。」 は、内田樹氏の倍音の話を思い出しました。誰しもの各々の鍵穴に嵌る不思議な力。
「普通と異なることをすると、その瞬間から世界が別に見えるようになる。」
押してしまった、ポチっとな。
◇竹島問題を理解する
実質的にはこちらが勝利しても形の上では「引き分け」に持ち込む。 "WIN-WIN 2.0"の世界
◇新自由主義の欠陥
グローバル資本主義が諸悪の根源。で、これからは社会を強化し「『自分は社会に必要とされている』という感覚」を人々が実感する事が必要、と言う話。
他に印象的だったのは、下記トピック。
◆パールハーバーの教訓
◆「プーチン現象」の真実
それにしても佐藤さんの読書量はやっぱりすごいなぁ・・