あらすじ
全世代注目の火葬場YouTuber
死と向き合い続けてきた一級火葬技士の
壮絶な体験談とあなたへのメッセージ!
火葬場――あなたも死後必ず連れていかれる場所。しかし、その実態は謎に包まれている。
そこで、元火葬場・葬儀屋職員の下駄華緒を水先案内人に、火葬場の隠された真実を明かし、普段見ることのできない火葬場の裏側やダークサイドを白日のもとにさらしていく…
* * * * * * * *
蓋が幾重にも目張りされている棺
轢き逃げしたのち無届で火葬…最悪の隠蔽事件
転売されている遺体についた指輪
職員が失明する可能性も。危険すぎる遺体
死んだらモノになる…その言葉に隠された真実
* * * * * * * *
――など40話収録
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読む前と後では葬儀に参列してる際の印象が変わった。
葬儀に参列していても、裏の作業のことは全く知らなかった。でも、ここに書かれていることが実際に起きている事なんだと思うと感謝しかありません。
Posted by ブクログ
ホラーじゃなかった。
火葬場って漠然と怖いイメージが勝手にあったけど,
(当たり前だが)火葬場を知ることで怖くなくなった。
火葬場の仕事を知る以外にも
たくさん考えさせられた気がする。
火葬場の仕事に特別意識を持つ人がたくさんいると思うので,もっとたくさんの人が読んだらいいと思った。
Posted by ブクログ
火葬技師。興味ある職業ではあるが、実際を知らない。だから読んでみた本である。火葬技師に興味を抱くというだけで、変人に思われるかもしれないが、立派な職業である。火葬技師がいなかったら、社会的には困る事態になるだろう。
火葬率について、日本が世界でもっとも高く、ほぼ100%であるとは知らなかった。主要国においても、土葬の慣習はいまだも残っているそうである。
故人との最終的な別れで棺に蓋をする際は、食べ物を入れるならメロンがよさそうである。その理由は、火葬終了後お骨上げのときに、そのメロンの香りがお骨上げのホールにほんわかと漂うからだそうである。逆に一番きついのは、検死解剖されて頭部切開された脳だという。
あとがきに記されている次の言葉は大切である。
「ある程度生きていると、自分の大切な方を送り出す場所にもなってきます。そして、最終的には自分自身も行くことになる場所でもあります。そんな大切な場所なのに、どういうところかよくわからない、どんな人が働いているかもよくわからない、ということでは、どうもバランスが悪いような気がしないでしょうか?」
Posted by ブクログ
面白かった。
単純に知らない世界、というか知らないわけじゃなかったけど、人生で数回しか縁がなく、また詳しく聞いちゃいけない世界だと思ってたので。
誰もがお世話になる場所なので知れてよかった
Posted by ブクログ
なかなか知ることのできない火葬場、火葬技師についてのリアルな話を知れる貴重な本。
1つ1つのエピソードが薄いのが残念。
サクサクっと読みたい方には、ちょうどいいかもしれないですね。
Posted by ブクログ
この表紙から怪談系の話かと思ったけど全然違って、真面目な火葬場のお仕事の話。火葬される遺体の状態、火葬技師の仕事内容、重大なミス、過去の事件になったことなどなど大変読み応えがありました。確かに火葬場というのは忌避しがちであまり知らないもの。でも誰もが最終的に行きつく場所。私たちはもっと火葬場について知ってもいいだろう。