あらすじ
犯罪多発地域、V県神浜。県警配属早々に捜査一課管理官となった新人キャリア警察官の甲斐は、管内で連続する放火や凄惨な死体遺棄、捜査関係者の不審死を追ううち、県警、そして政財界を揺るがす巨悪を目の当たりにする……次代を担う警察小説作家の最高傑作
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Posted by ブクログ
読むの疲れた。量的にはそんな大作ではなかったんだけど内容がしんどい。ハードボイルドを装った作りになっているのでいろいろキザなシーンがあったりするのはいいんだけど、名もないバーのシーンがずーっと違和感があってこのシーンが読むテンポを狂わせたと言っても過言ではない。ぶっちゃけ言うと、実にくだらなかった。小説の中で小説を読まされる身になってって声を大にして言いたい。その小説の内容が本編にかぶさる意味深な内容を重視したまったくストーリー性のないものだから読者が読んで面白いわけがない。ネタ証をグダグダと読まされているだけで時間の無駄でしかなかった。キャリアが捜査1課、市が誇る大企業の闇、官僚と所轄刑事モチーフは揃っていてネタもよい、タイトルもなかなか趣があって良いのに、なんでこんな駄作にしてしまったのか....そも誰が内通者で誰が何をするとかが分かりやす過ぎてワクワクがないからひたすら文字を追うだけの作業になったのが一番しんどかった。